吸血 18 ページ21
ルイside
さぁやってきたぞ！Aが大神クンと遊びに行く日！
俺はと言うと、今、全力でつけている。
すぐにカラオケに行くかと思っていたらアイスが人気のカフェに入って行った。俺も入り2人の死角になる位置に座る。
リ「バニラキャラメルアイスとマシュマロハニーアイス、あとワッフルを１つずつで」
店員にそう頼んでから、大神クンとAは楽しそうに談笑し出す。
リ「バニラ好きだな、Aって」
主「うん。だって美味しいもん」
ほう、Aはバニラが好きなのか。今度作ってやろう。
程なくして店員がアイスとワッフルを持ってくる。
リ「ここのアイス、ワッフルに乗せるとめっちゃ旨いんだ。はい、あーん」
大神クンはアイスをワッフルに乗せるとAの前に差し出す。っておい！そんなカップルっぽいことするな！
主「あーん」
………そうだった。Aは警戒心皆無の天使なんだった。
主「本当だ！美味しい！」
Aの周りに花が見える。あぁ、可愛い。
カフェでイチャイチャした2人はやっとカラオケに行くらしい。
隣の部屋をゲットして俺も偵察に専念する。
もう本当に、ちょくちょく聞こえてくるAの声が天使過ぎて死ぬ。いや吸血鬼だから死ねないけども。
今は大神クンが歌を歌っている。中々上手い。ラブソングらしく、さっきから恋とか好きとか聞こえてくる。
リ「A」
歌い終わった大神クンはいつもより静かな声でAを呼んだ。
リ「好きだよ」
はっ！？え、ちょっ、何言ってんだ！まさかのカラオケで、ラブソングからの告白！？そうはさせないぞ！！
俺も部屋に乱入して止めようとしたが止めた。Aの声が聞こえたからだ。
主「うん。僕もリトのこと好きだよ！なんか今の、本当に告白してるみたいでドキドキしちゃった」
Aが疑う心を知らない純粋で鈍感な大天使で良かったと初めて思った瞬間だった。
リ「いや、みたいじゃなくて、その………」
大神クンのため息が聞こえた。フッ！残念だったな！
リ「まぁ、ほら歌おうぜ！せっかくカラオケ来たんだし」
主「うん！」
Aの天使さに悶えながら俺のデート尾行は終了した。
結論。やっぱりAには少し危機感を持ってもらわなければいけない。純粋って怖い。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 98人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
埋夜冬(プロフ) - まどかさん» ありがとうございます！ここから戦争ですよ〜！楽しんでいただけたら嬉しいです！コメントありがとうございます♪ (2018年4月19日 23時) (
レス) id: 59284e1a90 (このIDを非表示/違反報告)
まどか - おお、攻撃的な人、きましたね。これから吹き荒れる嵐、楽しみです！頑張ってください！！ (2018年4月19日 22時) (レス) id: 130990d81a (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - 猫さん» ありがとうございます！これからどんどん全面戦争(笑)に突入させていきますよ〜！コメントありがとうございます♪ (2018年3月19日 7時) (レス) id: 59284e1a90 (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - 続き楽しみです！これからも頑張って下さい！ (2018年3月19日 2時) (レス) id: e2df0854b1 (このIDを非表示/違反報告)
朱里。(プロフ) - 埋夜冬さん» オーケーです。わぁーい！！！たくさん話せる！ (2018年3月17日 2時) (レス) id: 8144e7abed (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：埋夜冬
| 作成日時：2018年1月29日 23時
