14話[☆] ページ29
午後10時に集中力が切れた僕は1階に降りてマシュマロ入りココアを作って飲む。
夜遅くまで起きてる時に良くやる事だ。
そして少し前に撮っておいたかぐや様のコスプレ写真をネットに載せる。
今父はフランスに居て、母はドイツに居るのか。
次はいつ頃帰ってくるのだろうか。
なんて、少し子供じみた考えを放棄して飲み終えたココアを流しに置いて洗う。
前に会ったのが…4年前か。
もうそんなに経ったのか。早いな。
そう考えていたらマグカップは洗い終えていた。
昼間はまだ良い。でも、夜になると途端に寂しくなる。
心の中で自分を嘲笑して上に行き、また服を作る。
スマホで音楽を聞きながら居るとスマホが震えた。
ディスプレイを見ると母、葉鍵花霞からの電話だった。
「もしもし」
《もしもし?ネット見たわよ〜。アニメから飛び出してきちゃったかと思ったわ。流石桜ね》
「ありがとう、でも良いの?電話してきて。明日コンサート何でしょ?」
《そうなの!だから、電話したの。後ね、朗報があったからなの》
「朗報?何があったの?」
《今月末に帰れる様になったの!一優も一緒に!!嬉しいわぁ…だって桜のコスプレ見れるんでしょ?!》
「父さんも一緒に?!嬉しいや…。コスプレは見たいやつあったら言って?コスプレするからさ」
《まぁ!!ありがとうね、桜。そろそろ切るわね?長く話したかったんだけど…。おやすみなさい、余り夜更かししない様にね?》
「忙しかったんでしょ?その中で時間作ってくれてありがとう、母さん。おやすみ、母さんこそ体冷やさないようにね?」
そう言って電話を切る。
《あ、出た》
「父さんは僕が出ないと思ってたの?酷いなぁ」
《ついさっきまで花霞と話してたでしょ?あ、ネット見たよ〜相変わらず上手いね》
「何で知ってるの?上手い?なら、良かったぁ。」
《今さっき花霞に自慢されたんだ。家の天使が可愛い!って》
「そ、そっか。今月末に母さんと一緒に帰ってくるんでしょ?」
家の天使ってまず何だよ!?
《帰るぞ!あ、そうそう。布何だけどかぐや様で相当使ったでしょ?だから、何時もより多く入れといた。今何のコスプレ作ってるの?》
「ありがとう、父さん。今は黒〇事の葬儀屋作ってるんだ」
《それは楽しみだね!出来上がったら見せて!!》
「勿論だよ。時間大丈夫なの?」
《長く話したかったけど…もう切るな?おやすみ、体調崩さない様にね?》
「うん、おやすみ。父さんも体調には気をつけて」
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埋夜冬(プロフ) - 桧さん» 返信遅くなりすみません!続編にいくので、引き続き応援よろしくお願いします!コメントありがとうございました! (2021年9月7日 18時) (レス) id: f9a8d8c7d5 (このIDを非表示/違反報告)
桧 - めちゃめちゃ面白いです!!更新楽しみに気長に待ってますね!! (2021年8月6日 0時) (レス) id: f7e0d06981 (このIDを非表示/違反報告)
ひらり(プロフ) - あおん。さん» コメントありがとうございます!ゆっくりとした更新になりますが、これからも応援の程宜しくお願い致します! (2020年9月28日 13時) (レス) id: 39d75deffc (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - あおん。さん» ありがとうございます!ちまちま更新していきますが、これからも応援よろしくお願いいたします! (2020年9月28日 8時) (レス) id: f9a8d8c7d5 (このIDを非表示/違反報告)
あおん。 - 面白いです!更新楽しみにしてますね! (2020年9月28日 4時) (レス) id: 71950dc544 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:埋夜 冬 | 作者ホームページ:http://uratuku/sounewawawa1
作成日時:2020年3月1日 13時