13話[☆] ページ27
まず前に書いてあった衣装案を引っ張り出す。
えーと…今回作るのはこれで、これを作るには、黒い布と…あれが必要で。
部屋をあちこち移動しながら必要な物を集めていく。
自分の部屋からタブレットとイヤホンを持ってきてタブレットを起動し黒○事の画像を見ながらスマホで音楽を聞きながらミシンで縫っていく。
すると、ある事に気がついた。
黒い布がそろそろ終わりそう…。
かぐや様で結構使ったからかな。
後で買いに行かなきゃ。
父さんが海外から見つけた良い布が来るのって何時だっけ?
と考えながらとにかくミシンで縫っていく。
下の階で掃除している琉司を心配しながらも作っていく。
今回作るのは葬儀屋だ。
簡単な帽子が出来上がった所でマネキンに被せる。
うん、良い出来だ。
所が服が出来ない!
前は分かるが後ろが出来ないのだ。
何でこのキャラをやろうとしたのやら…
自分でも出来ないのは分かっていただろうに。
口調も難しいのに…。
改めて声 優さんを尊敬する。
ひたすらタブレットで画像を漁っていると見つけた。
よし、これだ!!
これで作れる!
そう思いつつ、布の心配をしながら作る。
ひとたび熱中すると周りが見えなくなるのが桜の悪い癖なのだ。
何時の間にか気付くと21時だった。
もうこの時間なら琉司は帰っているだろう。
それにお腹空いたと思った桜は1階に降りると有難い事に桜の好物である豚キムチ丼が置き手紙と一緒に置いてあった。
《新しい衣装作んのに熱中するのは良いけど体壊すなよ。体壊したら元も子もねぇんだからよ。
一応豚キムチ丼作っとくから下に降りて来たら食っとけ。
熱中したら何も食わなそうだからな。
あ、それと新作出来上がったら1番に見せろよ。約束だからな?》
と書かれてあった。
思わずクスッと笑ってしまったが、有難く豚キムチ丼を食べ始めた。
約10分程で食べ終わり、食器を洗ってからまた2階に行って衣装を作る。
明日位にはウィッグが届くから明後日にはコスプレ出来るだろう。
自分が掃除しないだけでここまで衣装を作る時間がとれるとは思わなかった。
53人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
埋夜冬(プロフ) - 桧さん» 返信遅くなりすみません!続編にいくので、引き続き応援よろしくお願いします!コメントありがとうございました! (2021年9月7日 18時) (レス) id: f9a8d8c7d5 (このIDを非表示/違反報告)
桧 - めちゃめちゃ面白いです!!更新楽しみに気長に待ってますね!! (2021年8月6日 0時) (レス) id: f7e0d06981 (このIDを非表示/違反報告)
ひらり(プロフ) - あおん。さん» コメントありがとうございます!ゆっくりとした更新になりますが、これからも応援の程宜しくお願い致します! (2020年9月28日 13時) (レス) id: 39d75deffc (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - あおん。さん» ありがとうございます!ちまちま更新していきますが、これからも応援よろしくお願いいたします! (2020年9月28日 8時) (レス) id: f9a8d8c7d5 (このIDを非表示/違反報告)
あおん。 - 面白いです!更新楽しみにしてますね! (2020年9月28日 4時) (レス) id: 71950dc544 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:埋夜 冬 | 作者ホームページ:http://uratuku/sounewawawa1
作成日時:2020年3月1日 13時