虹の居場所(最終章)

シーッ ページ30

渋谷side

やっと揃ったメンバーやねん。やからAの声を届けたいねん。

横「すばる、ほんまに智輝しらんの？」

アンコールの合間に話しかけてきたヨコ

渋「おん、言うてへん」

オモイダマ。これ。最初に伝えたいねん。やからスタッフにもメンバーにもその話はしてる

村「では、聞いてください、オモイダマ」

みんながマイクを下ろす

渋「eighter！シーッ」

指を口にして、会場に呼びかける

智「え？どうしたん？」

渋「智輝、横にきて」

首を傾げながら来たAの肩に手を回す

渋「♪オモイダマ 今 空へ駆け上った それはあの太陽より眩しかった…」

俺のアカペラ、ほんでAの肩を叩いたら、Aの目が揺らぐ

智「♪そして大粒の願い 雨になった… そこに希望の花が咲き誇った…」

伴奏がかかり、フードを深く被るA

安「♪キラリ輝き 脚光を浴びて でもここまでは遠かったんだろう」

渋「智輝？」

智「…すばるくん…ありがとう。ここにきてほんまよかった…」ｸﾞｽｯ

頬を両手で挟んで、涙を拭う

ﾊﾞｯ

智「あかん！今フードあかん！！」

渋「ええやんけ、その綺麗な顔eighterに見せたれ！」

eighter「きゃー！」

涙に反応して歓声が上がる

智「あかん、ばぁりはずいw」ニコッ

よかった。ほんまにここに全員がたつことができて…

渋「♪オモイダマ ほら 空を駆け巡った それはあの太陽より眩しかった」

∞「♪そして大粒の願い雨になった そこに希望の花が咲き誇ったから」

曲が終わり、全員で手を繋ぐ

横「俺たちが？」

横「最強で？」

横「最高の？」

横「関ジャニ？」

eighter「えいとー！」

終わった。辛かった日が。ほんで始まるねん。新しく。最強で最高の日々が…

智「ほんまにありがとう！気をつけて帰りや？」

渋「ありがとうー」

メンバーが舞台からはけていく

智「帰りたないわ…ほんま愛してる！ずっと一緒におりたい！」

村「…」ｸﾞｲｯ

あ、無言で首根っこ掴まれてるわw

舞台から降りてメンバーがそろう

錦「すばるくん！アカペラもかっこええなぁ♡」

渋「ありがとうw」

智「なぁ、みんなアカペラしってたん？」

安「知ってたでぇ？」

Aの髪を触りながらヤスが答える

智「俺だけやんか…」

渋「お前の声とどけたかったんやて」

大「知らん感じのが気持ちこもってよかったで？」

智「おん…」

話してたらスタッフさんが俺らの所にきた

スタッフ「すみません、ファンの皆さんが…」

最後いっとこか…

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