スケッチブック (ページ25)

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渋谷side

なんやねん、こいつ家まで来るやんけ。
まじでおっかけ？

渋「とか思ってたわ…」

妙「なんか言うたー？」

渋「いや、なんもない」

妙子をスルーして部屋に向かう。
え？待て待て

渋「あの声、あいつやったんや…」

思わず視線を窓に向けた…

妙「すばる！はよ風呂入ってご飯たべてやー！！」

下から聞こえるデカイ声。近所迷惑やっちゅうねん。

仕方ないから下に降りる

妙「ご飯にする？お風呂にする？それとも…」

渋「風呂」

しょーもないボケかまそうとしよったからおもわず被せて応えてもうたやんけ！

ザーッ

ん。今日はシャワーだけ…

？「…だぁいすきよ…もっともっと深く愛して…」

聞こえる歌声。あいつか？

渋「歌う曲ふるいなw」

誰もおらん風呂場で思わず笑う

渋「浸かろかな…」

もうちょい聞いときたくて、湯船につかる…

渋「…ええ声やな…」

ｶﾞﾗｯ

妙「ちょっとすばるー！あんた大丈夫か？！」

渋「はぁ？ちょお開けんなや！！」

いや、思春期！！俺これでも恥ずかしい年頃！！

妙「…あ、ごめんごめんw いつもより遅いからどないしたんかってw」

渋「もぉ上がるて！はよ閉めて！！」

焦ったー！入浴剤でよかったぁ…

渋「歌ききたかったっちゅうねん…」

しゃーなし、風呂から出る。

妙「片付けるで！はよ！」

飯くらいゆっくり食わせろてw

渋「…」

ちょっと話しかけて見よかな？
歌ってくれるやろか？

食べてるご飯をかきいれて、自分の部屋目指した…

ｺﾝｯｺﾂﾝｯ

窓を開けて隣の窓に使ってへん鉛筆のキャップをぶつける。