あざといが代名詞 ページ7
岩本 side
めっちゃ疲れた。日曜だよ？あんなに人がいないお店あるわけ？
めっちゃ緊張したんだけど。スタッフさん全員から視線感じるし。クレームあげるとか思われてんのかな？
深「照！」
思考を巡らせていると、後ろから声をかけられて振り返る。
岩｢ふっか！待っててくれたの？｣
深｢まぁ、そうねー！｣
同僚の深澤辰也。俺より一つ上の28歳。ダンス講師をしている。気取らない性格で、誰とでも仲良くなれるようなやつ。しかし、顔がでかい。
深「なにぃ？今絶対悪い事考えてたでしょ？」
岩「気のせいだって！ほら、待たしてんでしょ？行くよ！」
笑いそうなのを堪えて先に歩き出す。
自分の事にはめっちゃ反応するんだよねw
深「あ！照待ちなんだから！俺置いてくなよ！」
ギャーギャー騒ぐふっかと時計屋から徒歩圏内の居酒屋に向かう。
俺たちの職場も徒歩圏内。
深｢華金だね！｣
岩｢金曜じゃないけどね？｣
俺らの定休日は月曜日。毎週のように日曜日の仕事終わりには同期会が開催される。メンバーは4人。
宮「お疲れ様。何飲む？」
メニューをさっと広げてくれる舘さん。
宮舘涼太。アクロバットの講師。所作や話し方がロイヤルで貴族みたいで、すごく品がありマダムに大人気。
岩「ありがとう。ビールでいいわ。」
阿「ふっか、照。いつものやつでよかった？とりあえず注文はしたけど？」
岩「ああ、大丈夫ありがとう。」
阿｢間違ってなくてよかった！｣
みた？このラリー。首傾げて唇に指あててさ、質問してきた後によ？
良かった。って胸に両手当ててニコッだぞ？
深｢あざといわ｣
岩｢思った！｣
あざといが代名詞の阿部亮平。総合受付と事務処理をしてくれてる。俺と阿部、舘 さんは27歳で、俺らを纏めて呼ぶ時に、ふっかは花の93年とかってバカにしてくるわけ。
阿｢なんのこと？｣
宮｢まぁ、気にしなくて良いんじゃない？｣
なんて流してる舘さん
ｺﾝｺﾝｯ
ここはしっかりと個室になってて、料理来たりする時にノックをしてくれる
深｢はーい｣
店｢失礼します。先に生4つと、お通し失礼します。｣
宮｢ありがとうございます。｣
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作者名：uzuuzu | 作成日時：2021年3月1日 1時
