今日、宅飲みしない？ ページ36
阿部side
照がおかしいんだよね。康二と受付で電話してから。康二との会話の感じ桐生さんとなんかあったのかなって。
阿｢舘さん、今日、宅飲みしない？｣
宮｢大丈夫だよ？なんか作ろうか？｣
深｢さんせー！俺ローストビーフ食べたい！｣
いつの間にかふっかが俺らの後ろにいる。
給湯室でコーヒーを入れにてる所に舘さん来たから話してたんだけど…
阿｢照、おかしくない？｣
深｢あー、やっぱり？｣
宮｢だから、宅飲みなんだね。チョコレート買って帰っておくよ｣
やっぱり気づいてたか…仕事が終わりいつもの週末。俺と照が上がり時間一緒だった。
阿｢照、急なんだけど、今日宅飲みにしようってなってるんだけど、大丈夫？｣
岩｢舘さん家？全然大丈夫。｣
ふっかも先に行ってるから…
阿｢なんか買い足す？｣
岩｢大丈夫じゃない？｣
怪しまれないようにいつも通りを演じて過ごす。
舘さんの家に着いて、2時間くらいたったころ…
宮｢…照さ、桐生さん好きでしょ？｣
岩｢え？｣
え？！舘さん？！急に話振るじゃん！！え？
思わずふっかを見る。ふっかもポカンと口を開けてる。ビックリしてんじゃんw
深｢舘さん、どうした？｣
阿｢…まぁ、最近、照、変だしね？｣
岩｢…隠せてない？｣
宮｢普通の人から見たらわかんないよ｣
確かに。俺らは仲良いし、ずっとそばに居るからってのはあるかも…
岩｢実はさ…好きになったかもんしんないの。｣
康二と話したあの日に起きた事。好きだと自覚してしまった事。そして…
深｢連絡、素っ気ないのは良くないよ。｣
意識すると前みたいに連絡が出来ないって。照、真面目だから、あれも関係してんのかな？
岩｢生徒と恋愛禁止だし。｣
阿｢やっぱり、それが1番の原因か…｣
宮｢…別にいいんじゃない？｣
深｢舘さんがそんなこと言うの珍しいね？どぉした？｣
宮｢隠せるでしょ、2人なら。なんだったらジムじゃなくても照の家で筋トレ教えてあげれば？｣
確かに…
阿｢あれだよ？諦めれるくらいなら、悩まないし、本気じゃないんだって！どうしても抑えれないならそれが恋でしょ？｣
深｢渋いね、阿部ちゃん…ま、なんにしろ、俺らは照が選ぶことを全力で応援するから！｣
岩｢ありがとう…｣
決めるのは照で、俺たちはどんな結果でも味方だからさ。
深｢さて、どうっすかな…｣
って呟いてるふっか。これ絶対なんかするやつだ。照は気付いてないっぽいから言わないけどね？
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作者名：uzuuzu | 作成日時：2021年3月1日 1時
