きぃちゃん！ ページ2
見た感じ、コイルに傷？
拡大鏡のような工具でムーブメントを見る
A｢電池入れる時にすべった？｣
目｢そうっすね…本当、すいません。｣
目黒君は何かとミスが多い。
A｢仕方ないけど、もうちょっと慎重にしようか？｣
俺ならできると意気込んでミスをする。
A｢やる気をあるのは凄い良い事なんだよ。だけど、ミスで仕事が増えるのは違うかな…｣
23歳。まだまだ若い。だから、多少なりは多めにみる。
目｢はい。｣
A｢うん、初歩的なミスから無くしていこう！｣
目｢この電池交換、俺やります。｣
背は高く、これぞイケメン。今まで、キャーキャー言われたんだろう。だからなのかな？
クールな見た目とは裏腹に、毒舌。
注意されて、すぐ他の電池交換できるメンタルな。
女の私の言葉は彼には届かない。
佐｢きぃちゃん！｣
A｢はい！｣
佐｢そのハミルトン！俺が昨日対応したでやんす！｣
A｢あ、すみません、ありがとうございます！｣
タイミング悪く私が休みの日に起きるわけで。
対応は社員さん以上が助けてくれる。
佐｢見た目怖そうだけど、めっちゃ穏やかな人だったからね！安心して！｣
A｢それ、安心させくれてるんですか？不安を煽ってるんですか…｣
佐｢安心させようと！ごめんごめんw今日の夕方来てくれるって！｣
A｢了解です！｣
不覚にもにゃははと笑う佐久間さんに安心させられてしまう。
A｢はぁ、給料あがんないかな…｣
小さく溜息を吐く。
だってさ、私、主任だし！目黒君のミスとか、クレームとか私のせいだし？！
A｢割に合わない。｣
なんて呟く。まぁ、あがらないけどね？！
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作者名：uzuuzu | 作成日時：2021年3月1日 1時
