お前がおって… ページ10
渋谷side
終わったんやな…
スタッフ「お疲れ様でした!」
口々に言葉を貰って控え室に向かう
村「すばる。頑張れよ」
たたかれた肩に大きな力をもらう。
安「いつまでも俺らは関ジャニやもん」
丸「いつでも会いましょ♪」
大「…納得してへんけど。すばるくんの事、嫌いになられへんから」
大倉の言葉がささる
生半可な事はせんために、俺はこの居場所を手放したんやから…
錦「泣いてごめんなぁ?大丈夫やから」
横「…まぁ、お疲れさん会はゆっくりしよな。」
それぞれのマネージャーに乗せられて、スタジオを去る
マネ「…本当にありがとうございました」
渋「俺こそ、ありがとうやわ。ほな。」
パタン
後ろ手に締める車の扉、振り向くことはせず、部屋を目指す
ガチャッ
渋「…ただいま…」
誰もいない部屋に呟く。
タッタッタッ
A「ニャー」
渋「…みてくれたんか?」
猫のあたたかい舌が頬を舐める
渋「…泣いてんのか…」
気付けば流れていた涙。
決して無駄ではなかった過去。
待ち構える不安。何に対しての涙かはわからんけど…
渋「お前がおってくれて良かったわ…」
A「ニャー…」
渋「…これからアイツらと会うことはないんかな?」
ブーッ
渋「…ふはっ」
丸(すばるん!泣いてるかい?)
錦(お前、デリカシーないぞ!)
大(マルちゃんは持ち合わせてへんよw)
安(いつ集まるー?)
横(ヒナのoffは?)
村(明日、確認しとくわ)
なんて、けたたましくなるスマホ
渋「…こいつらがおって良かった」
左手で猫をかかえ、右手で画面をひらく。
渋(ヒナの奢りやぞ!好きなもん頼もう笑)
ペロッ
A「ンナァ…」
渋「…おん、大丈夫やで?ヘブシッ」
あかん、明日、空気清浄機買いに行こ。
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作者名:uzuuzu | 作成日時:2018年11月6日 1時