かぶせ気味 ページ11
ｺﾞｿｺﾞｿｯ
A(すばるくん…？)
ベットに並んで寝てるすばるくんが動いたら目が覚めるんだよね…
A｢…｣ｺｼｯｺｼｯ
手を舐めて顔を拭う。
A(…どんどん猫っぽくなってる気がする)
机には飲み散らかした空き缶。
ベッドでは寝返りをうつすばるくん。
渋｢…んッ…なんや、猫は起きたんか？｣
A｢ﾆｬｰ｣
猫って…あたし、いつ名前つくんだろ？
渋｢…｣ｷﾞｼｯ
ゆっくりと体を起こし、窓を覗くすばるくん
渋｢…ぎょうさん居るやんけ…｣
何がだろ？
ｽﾄﾝｯ
ﾄﾃﾄﾃﾄﾃﾄﾃ
渋｢覗いてみるか？｣
A｢ﾆｬｰ｣
ｽｯ
抱きかかえられて覗いた窓の外
A｢…｣
渋｢な？めっちゃおるやろ？w｣
外には沢山のマスコミが玄関を囲っていた
渋｢…こういう時こそ外いかな、気が狂うやろ？今日は猫もお出掛けやからなー｣
なんてクローゼットをあけ服を準備するすばるくん
渋｢…えっと…｣
メモを取り出し、ペンを取り書き出していく
A｢ﾆｬｰ？｣
渋｢これか？…ﾍｯｸｼ…買い出しリスト｣
そこには沢山のものがかかれてる。
ﾃｼﾃｼｯ
メモを叩くと顔をあげるすばるくん
渋｢…ﾌﾊｯ…お前の住みやすい家にせんとな？｣
スマホを取り出し、思い出したように電話をかけるすばるくん。
どうしたんだろ？
渋｢…あ、ヒナ？昨日の今日でごめんな。｣
そう言いながらスマホを机に置いた。
ヒナ？誰だ？
村｢おー、かまんかまん。珍しいやんけ。｣
渋｢…んまぁ、あれや、今日オフやろ？｣
村｢せやけど、なんや？｣
渋｢…あいとる？｣
村｢ん、空いてんで？｣
渋｢…ちょっと…｣
A｢ﾆｬｰ｣
ﾃｼｯ
あ、スピーカーか？
村｢ん？｣
渋｢…買い出しに…村｢猫？！｣｣
いやいや、かぶせ気味じゃん！
渋｢…飼うねん、やから買い出しつきおうてくれへん？｣
村｢ええで！何時や！1時間後でええか？｣
渋｢あ、おん、頼むわ。ほな。｣
すごいな…何も聞かずに決めたじゃん…
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作者名：uzuuzu | 作成日時：2018年11月6日 1時
