シスコン兄の友達は社交性に優れております。

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Aside

んん。朝やん…

A「…動けへんやん…」

妙子「♪」

A「…お母様？」

ｶｼｬｯ

渋「…んん。」

A「…ええ加減、離せやにぃ。」

完全なる抱き枕。足も手も動かんわ！

A「…妙子、何枚撮りますのん？」

妙子「んふ♡A起こしにいったらおらんのやもーん！すばるのとこやわ思ったら…ほら天使♡」

A「アホちゃうか…」

渋「…何枚撮ったん？」ｺｼｺｼ

目を擦りながら問いかけるお兄ちゃん

妙子「14、か5やな？」

渋「…全部。送っといて。」

A「なんでやねん！！」

なんなん…高1やで？！ちょっとした嫌がらせか？！

妙子「あんたら、今日はなんもないんか？」

A「あたしはないよ！すばるは？」

渋「…♡えっと、バンド練習やなぁ」

なんなん、その間。すばる言うただけやけども…

妙子「…ほな、昼ご飯は食べるんやねぇ？A、手伝いしてや？」

A「わかった！…もう！おにぃ、離してや！！」

渋「…しゃーない。お前の飯食うためや！」

おかんの飯やけどな？！
そこそこ離してくれへんかったけどな！！

A「…ウチの事好きすぎるやろ。シスコンめ。」

渋「自他共に公認や！」

胸はることやないからな？！

妙子「…今日なぁ、和食やから…味噌汁お願いやでぇ♡」

ちゃっちゃっとご飯つくって、洗濯物を畳むというミッション

渋「…行かなあかんなぁ…」

A「ぼーっとしてんとはよいきやぁ！」

渋「なんや！おったら嫌なんか？！」

A「なんとも思わん！」

渋「いっちゃん傷つくやつや…行ってきます…」

A「…ﾌﾌｯ」

妙子「仲ええなぁ、あんたら…あ。」

ん？なんやの？

A「おいおい…ブルースハープ忘れとるやん…」

これはあかん。ないとあかんやろホンマに…

A「…ﾊｧ…追いかけてくるわ」

よろしく♡ってめっちゃ笑顔！
自分行くっちゅう選択肢はないんやね、妙子よ。

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