スケッチブック4 (ページ37)

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昨日はいい感じの曲できたんだよねー

「おはよ、母さん」

学校に行く準備を終えて、リビングに降りる

母「おはよ。そのスタイルはかえないの？」

たぶん、スケッチブックとメガネとフードなんだろうけど…

「変えないよ。これが私で…これでいいって言ってくれる人がいるからね」

玄関に向かうと見送りに来てくれる母さん

「…ありがとう。行ってきます。」

素直に伝えるのは恥ずかしくて顔を見ずに玄関を出た

渋「おはようさん」

「うぇ？！すばさん！」

渋「おん。未来は今日はマルやから」

あーね、一人になるなってやつ？

「しゃーねぇ。すばる先輩で我慢するか！」

渋「うぉいっ！！」

私より少し高い先輩がちょこちょこと横に並ぶ

「小動物みたいw」

渋「あん？！標準サイズじゃあほ！」

その後は音楽の話でずっと盛り上がる
こんなに登校って話すんだっけ？

渋「ついてもうたな…」

「ですね、楽しかったですよ？」

渋「ふはっ！教室まで…」

女「すばるさんだ！！」

女2「写真お願いします！！」

やば。アイドル健在w
あっという間に囲まれる先輩

「それでは、また」

小声で先輩に声をかけ、その場を離れる

渋「おまっ！一人に！！」

女「先輩！」

なんかいった？
聞こえねーわw

囲まれる先輩を背にその場を離れた

「えっと。今日発表だよね？」

なんて考えながら歩く

ガラッ

「え？！」

唇に当たる布の感触と視界を遮られるのはほぼ同時で…

「んー！！」

何、この匂い？
ﾂｰﾝと鼻を指す匂い、頭痛と不安で意識が遠のいた

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？「…犯罪や…」

ん？声が聞こえる

？「ええやん！めっちゃワクワクするやん！」

この声…図書室の時の…

「ん！んー！！」

男「お？目、覚めたんちゃう？」

ｶﾂｶﾂｶｯ

聞こえスニーカーの音…なにこれ？怖い…

男2「いいねぇー！震えてんちゃう？」

男「まずナニする？」

男3「手始めに抱きついたらええやん？」

何人いる？3？もっとなんだろうか？

「んん！！！」

手は自由が効かない…
目隠しに、加えてるのはタオル？

男「あばれんなってw」

ｶﾁｬｶﾁｬ

ベルトの音？
あー、友梨先輩の言う事聞いとけば良かった…
すばさんと教室にいけば…

男2「大人しくなったやん？」

あー、そっか、またあの時に戻るのか。

なんて…
後悔と諦めがまざった不思議な感じが心を支配した