スケッチブック4 (ページ2)

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ふぅ。とため息をついて座りなおす章ちゃん。

安「お仕置きやね。」ｶﾞﾀｯ

え？なになに？

ゆっくりと近づいてきて横に座る章ちゃん

ｶﾞｶﾞｯ

椅子の向きを変えられ、向かい合わせに座り合う

「章ちゃん？」

安「章大やろ？」

ｸｲｯ

章ちゃんの人差し指と親指が顎に触れ、顔を挙げさせられる
そのまま距離が０に…

ﾁｭｯ

「…ん！」

安「まだ。」

ﾁｭｯ
ﾁｭｸｯ

合わさる唇同士。そのまま柔らかい舌が口内を犯す

「…ﾔﾒｯ！んん！」

安「…うるさい」

何分くらいそうしただろう？
息があがる

「…はぁはぁ…しんど！」

安「ﾌﾌｯ！なにそれ。可愛くないわぁw」

あれ？機嫌直った？

安「…ほらしよ？次、ミスったらもっとすごいことするで？」

なんなんだよ…まじで、可愛い章ちゃんが黒章ちゃんになるタイミングがわかんねぇわ…

「…苦しいから、頑張るわ」

そこからは何事もなかったかのように勉強に没頭する

安「ここ、代名詞やから。やから？」

「…こう訳す。」

安「ん、よし。和訳完成！あとは、これ覚えて？あの先生は本文の和訳と、英語だしてくるから。」

それさえ覚えてれば単語もできるはずだって…

恐るべし、英語、万年トップ…

「ふぃー。出来たぁ！」

安「今日もマルの課題と渋やんの課題やろ？英語は覚えて毎日見直してたら大丈夫！帰ろか？」

勉強道具をかたし、肩を並べて歩き出す

「…二重人格め。」

安「んー？」

「ナンデモゴザイマセヌ」

なんでカタコト？なんて笑う章ちゃんは天使で、お仕置きの章ちゃんが嘘のようだ…

あー。なんかやな予感するわ…
昨日がマルちゃん先輩でしょ？
すばさんに章ちゃん…

「全員からスパルタじゃね？」

安「え？ピクルス？」

「言ってねぇーわw」

気付けば家の前まで送ってくれたんだね、ありがとう章ちゃん

安「また明日ねぇ！」ﾆｺｯ

やっぱり最後は天使でした…