口説き第肆拾捌話 ページ48
「不死川様、やめてください…もう大丈夫ですから……」
あなたが傷だらけなのも稀血だから。
鬼を引き寄せる為に何度も何度も斬って、自分を傷つけて。痛くないはずがない。
私は急いで手ぬぐいを破り、彼の腕を巻いた。
みんなが驚いて私を見る。
「不死川様、痛いですよね…私の為に申し訳ございません…」
不死川様は目を丸くする。
「ッチ！！面白くねェ！！斬る気失せちまったじゃねぇかァ…」
不死川様が離れて、みんなが静かになる。
振り向くと、お館様がいた。
目が見えないのに関わらず、こちらを見ているような気がする。
「証明は済んだようだね」
お館様はニコリと微笑む。
「A」
「は、はいぃぃ！」
急に呼ばれて、声が裏返る。
煉獄さんと蜜璃ちゃん達が見えて、顔が熱くなる。
蜜璃ちゃんは、可愛いわっ！と呟いていて、煉獄さんは、よもや…と呟いていた。
宇髄様は鼻で笑ってるし。しのぶちゃんは眉を下げている。
あああぁ…穴があったら入りたいっ！！
「君は炭治郎と禰豆子のようにこれからも証明していかなければならない」
「はい……私は絶対に人を食べませんし、煉獄さんを守ってみせます！！」
あの時も守れたんだ。次も守る。どうやってかはまた考えないとだけど。
もう無惨という手は使えない。
「杏寿郎を守るためにはまずは鍛えないとダメだね」
そりゃそっか、柱を守る為には柱以上の強さを持たないと…
「あ、は、はいぃぃ……」
相変わらず、蜜璃ちゃんは可愛いわ！！と呟いており、煉獄さんはよもっ！！と目を丸くし、しのぶちゃん、宇髄様、不死川様は笑ってるし、伊黒さんは頭押さえてるし…
冨岡様だけは私に頷いてくれた。
こうして会議は終わり、私は恥ずかしさですぐに、逃げたかったが、煉獄さんに捕まり、籠に入れられた。
＊＊＊
「大丈夫か！A」
「は、はいっ大丈夫です」
煉獄さんに背負われているのだが、正直めちゃくちゃ怖い。
籠の中は揺れるし、普通に日光時々入ってくるし、本当の鬼だったらアウトである。
「A！」
「…はい？」
「君が俺を守るって言ってくれた事、とても嬉しかった！！」
あぁ、今煉獄さんどんな顔しているのだろう。
「だが、俺は君を守れるような男になる為、これからも精進すると誓おう！！」
煉獄さんの笑い声が聞こえてくる。
私はギュッとなる胸を押さえ、小さく笑った。
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古猫丸(プロフ) - yersk0402さん» これはこれはyersk0402様！！いつも胸きゅんコメントありがとうございます〜！！本当に嬉しくて、私もコメントを見た瞬間きゅんきゅんしっぱなしです！(/ω＼)いつもコメントありがとうございます！！m(_ _)m (2020年12月1日 0時) (
レス) id: a0dec71c2f (このIDを非表示/違反報告)
古猫丸(プロフ) - みゆさん» みゆ様ァァ！！ありがとうございます〜！！｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡嬉し過ぎてなんと言葉に表せばいいのでしょうか！！とても嬉しくて励みになりっぱなしです！！コメントありがとうございました！！m(_ _)m (2020年11月30日 23時) (レス) id: a0dec71c2f (このIDを非表示/違反報告)
yersk0402(プロフ) - 煉獄さんにもっともっと愛されたーいです！ずっときゅんきゅん、しっ放し！あたしも心臓ばくばくです！ (2020年11月30日 22時) (レス) id: 04e5911f66 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ - またまた来ましたヾ(*´∀｀*)ノ お話が大好きで更新されるのを待ってました(*´ω`*) 今後がますます気になり過ぎて更新されるのを楽しみに待ちたいと思います(つ´∀｀)つ (2020年11月30日 22時) (レス) id: ad229492c1 (このIDを非表示/違反報告)
古猫丸(プロフ) - みゆさん» わぁぁぁ！！ありがとうございます！｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡そう言っていただけると、やる気が出ます〜！！これからもよろしくお願いいたしますっ！！m(_ _)mコメントありがとうございますした！ (2020年11月26日 3時) (レス) id: dd08b68fc6 (このIDを非表示/違反報告)
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