ほのぼの第伍話 ページ5
「わぁぁ!」
「……なんだこれは…」
「うまそうな香りだ!!」
私はスイートポテトを二個ずつお皿にのせて出した。
「助けていただいたお礼です。まだまだこれで返せたとは思いませんが……」
「…毒を入れたりしてないだろうな…」
煉獄パパはジトッと私を見る。
「大丈夫ですよ!なんなら一つ私が…」
「うまい、うまい!」
煉獄さんがもう食べていた。
「あ、兄上!」
「父上も食べてみてください!千寿郎も!」
パクパクと食べている煉獄さん。
好きです。
もう何をしていてもパーフェクト。
好きです。
「A!Aは料理がうまいのだな!これには頬がこぼれ落ちそうになってしまった!」
ズキューン!
「はぅ!」
撃ち抜かれてしまった。
「あ、ありがとうございます!もっともっと、頑張りますね!」
「うむ!無理はしない程度にな!」
「……はい!!」
その様子を煉獄パパはジト目で見ていた。
多分バレてる。
それから私は煉獄ファミリーに居候しながらも、元の世界に戻って生活したり、鬼滅の世界に行ったりと繰り返しているうちに、三年が経った。
***
「兄上!お気をつけて」
「杏寿郎さん行ってらっしゃい」
千寿郎君と手を振れば、煉獄さんは笑顔で手を振り返してくれる。
この三年素晴らしい日々です。
煉獄さんの継子してやってきた甘露寺蜜璃ちゃんとも仲良くなったし、柱の方とも度々会うようになって。
「なんか奥さんやってるみたい〜!」
「Aさん、頬が緩んでます…」
「分かってます!千寿郎さん!でも杏寿郎さんが素敵過ぎるのでつい……」
「分かります!兄上は強くてカッコイイです…!」
私達は無言で手を握った。
私達は兄上Love同盟を結んでいるのである。
「おい、千寿郎、A、そこで手を握ってまぁ、杏寿郎の事考えてるんだろうが、早く洗濯物を…」
「お義父さま!杏寿郎さんの激レア写真を裏ルートから手に入れて来ましたよ!」
「何!!?」
私達三人は急いでちゃぶ台に集合する。
「ほう…これはなかなか」
「これは水柱の冨岡様から」
「僕はこの写真が好きです…」
「あぁ、これはですね、音柱である宇髄様から」
「…って、A!!またこんな事をしているのか!」
「お義父さま、杏寿郎さんを私にください!」
「断る!!そもそもお前達付き合ってもないだろう!!」
「えぇ!そうですが!何か問題でも!」
「さすがにそれは…問題と思います、Aさん」
「えっ……」
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古猫丸(プロフ) - yersk0402さん» これはこれはyersk0402様!!いつも胸きゅんコメントありがとうございます〜!!本当に嬉しくて、私もコメントを見た瞬間きゅんきゅんしっぱなしです!(/ω\)いつもコメントありがとうございます!!m(_ _)m (2020年12月1日 0時) (レス) id: a0dec71c2f (このIDを非表示/違反報告)
古猫丸(プロフ) - みゆさん» みゆ様ァァ!!ありがとうございます〜!!。゚(゚´Д`゚)゚。嬉し過ぎてなんと言葉に表せばいいのでしょうか!!とても嬉しくて励みになりっぱなしです!!コメントありがとうございました!!m(_ _)m (2020年11月30日 23時) (レス) id: a0dec71c2f (このIDを非表示/違反報告)
yersk0402(プロフ) - 煉獄さんにもっともっと愛されたーいです!ずっときゅんきゅん、しっ放し!あたしも心臓ばくばくです! (2020年11月30日 22時) (レス) id: 04e5911f66 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ - またまた来ましたヾ(*´∀`*)ノ お話が大好きで更新されるのを待ってました(*´ω`*) 今後がますます気になり過ぎて更新されるのを楽しみに待ちたいと思います(つ´∀`)つ (2020年11月30日 22時) (レス) id: ad229492c1 (このIDを非表示/違反報告)
古猫丸(プロフ) - みゆさん» わぁぁぁ!!ありがとうございます!。゚(゚´Д`゚)゚。そう言っていただけると、やる気が出ます〜!!これからもよろしくお願いいたしますっ!!m(_ _)mコメントありがとうございますした! (2020年11月26日 3時) (レス) id: dd08b68fc6 (このIDを非表示/違反報告)
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