口説き第弐拾話 ページ20
可愛くしてもらい、煉獄さんをきゅんと言わせる作戦が、
まさかの煉獄さんからお説教をくらい、宇髄様に話を聞こうとしたが、
煉獄さんに手を握られてフリーズしてしまう。
えっ。
煉獄さん。
ついて行くって…煉獄さん。
でも、私の怒りの想いを煉獄さんに聞かれてしまうと、これが作戦だとバレてしまうのでここは何としてでも阻止したい。
「えっと、」
「ダメだろうか!」
ギュッと手を握られて、カッコイイ顔を向けられて、
照れないわけが無い。
「あっ、杏寿郎さんっ…その」
「おい、煉獄、今Aは、俺と…」
宇髄様が助け舟を出してくれる。
「今は宇髄には聞いてはいない!!」
ピシャァァァとその場が凍りつく音がしたような。
怖くて宇髄様見れない。
「あはは、とりあえず二人とも店から出ましょ??」
私は代金を払って、二人の手を引いて店を出た。
「杏寿郎さん、あの、ほんの少しお話をするだけです」
「ダメだ!A、この男は嫁が三人もいる!!」
「え?居ますね!」
今日とても良くしてもらいました。
「落ち着けよ、煉獄」
「宇髄、君もAには手を出すなと忠告したはずだ!!」
煉獄さんの様子がおかしい。
いつもとっても優しくて、男前で、心は海のように広いというのに!
「宇髄、俺達はこれで失礼する!!」
煉獄さんは、私の両手を片手でまとめて握って歩き出した。
振り返り宇髄様を見れば、パクパク口を動かしている。
【や・ば・い】
ヤバい?
「A、危ないから前を向くんだ」
「杏寿郎さん」
「なんだ」
「団子でも食べません?」
「今はそういう気分では…」
ここは半ば強引に行くしかない。
「行きましょう?杏寿郎さん!」
私は引っ張って笑った。
「今は季節限定のさつまいもの天麩羅もついてくるらしいです!」
煉獄さんは最初は少し怖い顔をしていたが、だんだんと笑顔になっていった。
「うむ、うまい!わっしょい!」
「わっしょい、わっしょい!」
二人で並んで食べる。
「次はあちらの団子を食べましょう?」
「うむ!」
「今度はこっちです!」
「あぁ!」
二人で食べ歩きをした。
「はぁーお腹いっぱいです」
「うむ、非常に楽しかった!」
煉獄さんの様子を見て頬が緩む。
良かった。機嫌直ってる。
「A」
「はいっ」
「先程のアレは忘れて欲しい」
「?」
「君に怒ってしまった」
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古猫丸(プロフ) - yersk0402さん» これはこれはyersk0402様!!いつも胸きゅんコメントありがとうございます〜!!本当に嬉しくて、私もコメントを見た瞬間きゅんきゅんしっぱなしです!(/ω\)いつもコメントありがとうございます!!m(_ _)m (2020年12月1日 0時) (レス) id: a0dec71c2f (このIDを非表示/違反報告)
古猫丸(プロフ) - みゆさん» みゆ様ァァ!!ありがとうございます〜!!。゚(゚´Д`゚)゚。嬉し過ぎてなんと言葉に表せばいいのでしょうか!!とても嬉しくて励みになりっぱなしです!!コメントありがとうございました!!m(_ _)m (2020年11月30日 23時) (レス) id: a0dec71c2f (このIDを非表示/違反報告)
yersk0402(プロフ) - 煉獄さんにもっともっと愛されたーいです!ずっときゅんきゅん、しっ放し!あたしも心臓ばくばくです! (2020年11月30日 22時) (レス) id: 04e5911f66 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ - またまた来ましたヾ(*´∀`*)ノ お話が大好きで更新されるのを待ってました(*´ω`*) 今後がますます気になり過ぎて更新されるのを楽しみに待ちたいと思います(つ´∀`)つ (2020年11月30日 22時) (レス) id: ad229492c1 (このIDを非表示/違反報告)
古猫丸(プロフ) - みゆさん» わぁぁぁ!!ありがとうございます!。゚(゚´Д`゚)゚。そう言っていただけると、やる気が出ます〜!!これからもよろしくお願いいたしますっ!!m(_ _)mコメントありがとうございますした! (2020年11月26日 3時) (レス) id: dd08b68fc6 (このIDを非表示/違反報告)
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