妖界ナビ・ルナ～私は伝説の子～part５ (ページ46)

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番外編　レッツゴ～　in遊園地4 ページ46

「おいらが待たせたから……いや、その前にここに連れてきたから。」

「え、別に謝る事は……ないよ。だって、最後には守り通してくれたでしょ」

「まぁな」

ニッと笑った顔になる。
私はそれを見た後、少し小さい声で言った。

「カッコ良かったよ……」

驚いた様子を一瞬見せたけど
すぐにまた笑顔になって、私の頭をなでた。

「当たり前だろ?」

そう言いながら。

～･～･～

泣きやんだ私は、もっけが買って来てくれた食べ物を
食べ終わると、時間はもう十二時半だった。

「まだ時間はあるな」

「次、どこ行こう。まだ行ってない所っていうと、乗り物以外の場所だよね」

「お化け屋敷?」

地図を広げて見ていると、
大変なものに目をつけられてしまった。

「お化け屋敷は……私は苦手で……」

「お化け屋敷って、お化けの家? 遊園地なのに家があるのか。
お化けしか出ないっていうのも不思議だな」

「お化けっていうのは、実際は人間だったり物だったりするのよ。
だから本物のお化けはいないの」

「あ、もしかして本物が居たりして。なんてな」

「や、やめてよー!」

そう言った私に、もっけは笑いころげながら、

「気になるし、行ってみようぜ。お化け屋敷」

(「う……わ、分かったよ」

私優先って言葉はどこへやら。
あれ? 今の季節って冬なのにお化け屋敷やってるのね。

～･～･～

そこから出た後は、私はその場から動けないほど疲れ果てた。
その横で、もっけは苦笑して

「ちょっと休むか?」

と聞いてくる。

「うん」

そして、ベンチで休む。
──その後のお話は、part6の番外編にて続きます。