妖界ナビ・ルナ 〜私は伝説の子〜part５

番外編　レッツゴ〜　in遊園地2 ページ44

「でも、Aが乗りたいって言うなら行こうぜ」


私の回答も待たずに、手をとって引っ張って行く。


「え、でも。もっけの調子が悪くなっちゃうんじゃぁ……」

「おいらはいつも、自分の事よりA優先のつもりだからな」

「! ……あ、ありがとう……」


さらっと笑顔で言ったもっけに対して私は顔を少し赤くした。

その後、もちろんジェットコースターには乗って
他にもいろいろ乗っていた。


遊んでいる間は時間なんて忘れちゃって。

自分が半分妖怪なんだって事も
妖怪と戦わなくちゃいけない事も、全部忘れた。


「ね、もうお昼よ。そろそろ何か食べない?」

「食べるかぁ。おいらは食べれないけど……」

「私が買ってこようかな?」


もっけは少し考えて、私に言う。


「おいらが一人で行って来れば良いんだ。ちょっとここで待っててくれ」

「え、あ……ちょっと」


もっけって話すより行動的な方だからなぁ。
それが逆に良い事であったりもするんだけれども。

今のまま、時間が止まれば良いな。
そしたらずっとこうして居られる……。幸せなままなのに。

そうやって、ボーッと考えていると、誰かに腕を掴まれた感覚があった。


「え……」

「ねぇ、君一人?」

「ちょっと俺達と遊ばない?」

「え、えっと……。」


私……不良に絡まれてるんだよね。
どうしたら……


「じゃ、行こうか」

「や、止めて下さい」

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ナビ・ルナキャラの名前の由来って?

キムナ＝キジムナーから

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