53話 ページ7
染岡の背筋がゾクリとする。
Aの眼が睨みつけるように見上げていたのだ。
『もう一度考えて。松野や影野、風丸にどんなプレーをした？仲間に怪我をさせるのが多かったでしょ？一緒に戦う仲間として、良いプレーだったの？』
一度、溜め息を吐くと染岡を見つめる。
『竜吾。そのプレーは、本当にサッカーなの？』
Aは、"サッカー選手"として問う。
その言葉に染岡は、自分がしたことに反省する。
「すまねぇ…」
『いいよ。そういうことだってあるよ』
優しい表情を浮かべると、染岡の背中をポンポンと叩いた。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
染岡がシュートを外した時に戻る。
秋が心配そうな顔で見守っていると、帝国学園との練習試合で取材に来ていた女の子が、こちらに走って来た。
「木野先輩！」
「あら、また取材？」
「いいえ、今日は練習の見学です。私、あれから雷門イレブンのファンになっちゃったんです。もうみんなが戦う姿がかっこよくて！特に、日ノ宮 A先輩が！」
「それは、どうも…ありがとう」
彼女の興奮しながら語る姿に、秋は苦笑した。
彼女も練習の様子を見ると、雰囲気がおかしいことに気が付く。
「でも、なんか今日は息が合ってませんよね？」
「うん。染岡君がね、多分次の試合決まって焦ってるのかも」
「次の試合？どことやるんですか？」
「尾刈斗中よ」
「尾刈斗中！？えぇぇ…」
学校名を聞いた女の子が驚くと、次に不安な表情を見せた。
「どうしたの？」
「先輩、知らないんですか？尾刈斗中って、いろいろ"怖い噂"があるとこですよ」
「…"怖い噂"って？」
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uzuki(プロフ) - いつもコメントありがとうございます！これからも頑張ります！ (2018年8月7日 23時) (
レス) id: e17308d430 (このIDを非表示/違反報告)
Niki(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます！！これからも頑張ってください！！応援しています！！！ (2018年8月6日 7時) (レス) id: bdf48fdb68 (このIDを非表示/違反報告)
uzuki(プロフ) - ありがとうございます！今後の展開にご期待下さい！ (2018年7月23日 23時) (レス) id: e17308d430 (このIDを非表示/違反報告)
アイスプリンス(プロフ) - シリアスな展開になってきて、続きがとても気になります！これからも頑張ってください！応援しています！ (2018年7月22日 23時) (レス) id: b41235959c (このIDを非表示/違反報告)
uzuki(プロフ) - ありがとうございます！Part2も頑張って更新します！ (2018年7月18日 22時) (レス) id: e17308d430 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：uzuki | 作成日時：2018年7月17日 23時
