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69話 ページ23

染岡のシュートが完成し、豪炎寺が再びサッカーをすることを決意してから後日のこと。
サッカー部の部室で円堂は手元にある豪炎寺の入部届けを見た。
その隣にいる豪炎寺は帝国学園との練習試合と同じ10番のユニフォームを着ていた。



「これで豪炎寺は雷門中サッカー部の一員だ。みんな仲良くやろうぜ?」



「豪炎寺 修也だ」



改めて自己紹介すると、1年生は安心したような嬉しさが表情に現れる。



「豪炎寺さんが俺たちと一緒に…!」



「これで怖いものなしだね!」



宍戸と少林寺が嬉しく言うと、先程から苛つきながら腕組みをしている染岡が豪炎寺につっかかる。



「待てよ、そいつに何の用がある。雷門中には俺の必殺シュートとAがいるじゃないか?」



「染岡…」



「どうしたんだよ染岡。雷門中のストライカーが3人になるんだぜ?こんな心強いことはないじゃないか」


半田は不安そうに呟き、円堂は染岡を宥めようと説得をするが、感情に身を任せる染岡の耳には届かず、豪炎寺に詰め寄る。



「ストライカーは俺とAで十分だ」



「お前とAが…?」



染岡の言葉に目を細めると、フッと鼻で笑った。



「結構つまらないことにこだわるんだな」



「つまらないだとぉ!?」



『ちょっと2人とも!なに、喧嘩しようとしているの?』



2人の間にAが入り、染岡が豪炎寺に摑みかかるのを阻止する。



「A、そこをどけよ!」



『お断りだね。竜吾、もう少し頭を冷やして。修也も、竜吾を挑発させないで』



豪炎寺を睨むが少し間を置くと、ふいっとそっぽ向いてしまう。



『でも、竜吾の言う通り…ストライカーは2人で十分だよ』



「えっ、どういう意味だよ?」



ストライカーは染岡とAだけで、豪炎寺は認めないということなのだろうか。
首を傾げる円堂に答える。



『守、ごめんね。せっかくだけど…



.



MFに戻らせてもらうよ』



「「「「えぇええっ!?」」」」



これには全員が驚き、部室内に響き渡った。

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uzuki(プロフ) - いつもコメントありがとうございます!これからも頑張ります! (2018年8月7日 23時) (レス) id: e17308d430 (このIDを非表示/違反報告)
Niki(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます!!これからも頑張ってください!!応援しています!!! (2018年8月6日 7時) (レス) id: bdf48fdb68 (このIDを非表示/違反報告)
uzuki(プロフ) - ありがとうございます!今後の展開にご期待下さい! (2018年7月23日 23時) (レス) id: e17308d430 (このIDを非表示/違反報告)
アイスプリンス(プロフ) - シリアスな展開になってきて、続きがとても気になります!これからも頑張ってください!応援しています! (2018年7月22日 23時) (レス) id: b41235959c (このIDを非表示/違反報告)
uzuki(プロフ) - ありがとうございます!Part2も頑張って更新します! (2018年7月18日 22時) (レス) id: e17308d430 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:uzuki | 作成日時:2018年7月17日 23時

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