#16 ナイショ ページ18
「うーん……臨也さん、遅いなぁ」
今日のあの1件で、買い物に行けなかったので、今日は焼き魚。昨日の魚介鍋の残りがあったのだ。
……でも、臨也さんが帰ってこない。
「何かあったのかな」
私を攫った人達は、臨也そんと静雄さんの名前を言っていた。
まさか、臨也さん達も狙われてるのだろうか。
でも、私は何も出来ないから、じっと待っている事しかできない。
逆に、足手まといになってしまう。
「ただいまー」
「!!!!っ、臨也さん!!!」
いつもと変わらない、臨也さんの声。
慌てて廊下を走る。
「臨也さん、おかえりなさ…――」
玄関まで走ると、臨也さんに抱きしめられる。
「………怪我、したんだって？
大丈夫？」
「あ…はい、大丈夫、です」
細いのに、力強い腕に抱きしめられて、安堵する。
臨也さんは、ここにいる。
それだけで、心が温かくなる。
「ごめんね、俺の仕事は人に恨まれることが多いからね。
そのせいで、君にまで手を出された。
ごめん。」
「いえ、私の不注意でした。
本当に、すみませんでした」
「君が謝る事じゃないさ。
ご飯、もう出来てる？」
「はい、出来てます」
「じゃ、食べようか。
俺、腹減ってるんだ。」
◇◇◇
「って、臨也さん、怪我して……!!!」
さっきは、ろくに臨也さんを見なかったから分からなかったけど、臨也さんのコートは血が付いている。
「救急箱……!!!」
「違うよ。俺は怪我してない。
これは返り血だから。気にしないで。」
「か、返っ………
い、臨也さん、何のお仕事をされて………」
すると、臨也さんはにこりと笑う。
「ナイショ✩」
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みゃあ(プロフ) - 臨也さんがいいですっっ！ (2015年3月29日 15時) (
レス) id: 731c694af3 (このIDを非表示/違反報告)
たかと - 紀田君でお願いします〜〜 (2015年3月25日 1時) (レス) id: 05d7bebd35 (このIDを非表示/違反報告)
SuZu - 紀田でおねがいシャス！ (2015年3月19日 21時) (レス) id: cc6b211aa2 (このIDを非表示/違反報告)
アスナ(プロフ) - シズちゃんでお願いします！これからも頑張ってくださいね! (2015年3月18日 22時) (レス) id: d24474e93e (このIDを非表示/違反報告)
鐚璃蒭 - はじめまして！鐚璃蒭といいます。とても面白いです！臨也さんでお願いします (2015年3月18日 18時) (レス) id: 440bf90897 (このIDを非表示/違反報告)
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