#15 ゴメンナ ページ17
「てめーら」
低くて、ドスの効いた声。
この声には、聞き覚えがあった。
『将軍!!!こいつ、オリハラ達の関係者なんすよ!!!口固くて何も聞けな……―――』
バキ、と言う音と共に、その場にいた3人が一気に地面に崩れる。
「ごめんな、A。
大丈夫か？」
大きな瞳の、金色の髪の。
「………正、臣くん……」
「腕にも痕ついてるし、顔も……
本当に、悪い。」
「………なんで、正臣くんが謝るの……。」
こぼれていた涙を乱暴に拭う。
それでも、涙は止まらない。
「あ、あれ………」
「………今、どこ住んでんだ？」
「臨也さんのマンションの、隣部屋。」
正臣くんは、私を背負うと歩き出した。
「……送ってく」
◇◇◇
私の部屋に入り、
私と正臣くんは、ベッドに座った。
スプリングが、音を立てる。
「…俺、【黄巾賊】の、リーダーなんだ。
ごめん、俺、臨也さんにあんな事言ったのに。
傷、痛いよな。本当に、ごめん。
俺、もう、お前とは会わな…――」
正臣くんの両頬を叩く。
「……ってぇ…!!!?」
「………あんなの、私の注意不足だから。
……会わない、なんて言ったら怒るよ。」
正臣くんの目をじっと見つめる。
「………!!!」
「それに、正臣くんは助けてくれた。
それだけで、十分だから。
お願いだから、会わないなんて、言わないで。」
「………ホント、敵わないよ。
お前には。」
正臣くんは、そう言った後に私の肩に頭を押し付ける。
「………俺、まだ、お前の傍にいていいのか？」
「うん、もちろん。」
「…………そっかぁ……」
嬉しそうな、悲しそうな、悔しそうな声を出す正臣くんを私は、静かに見ていた。
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みゃあ(プロフ) - 臨也さんがいいですっっ！ (2015年3月29日 15時) (
レス) id: 731c694af3 (このIDを非表示/違反報告)
たかと - 紀田君でお願いします〜〜 (2015年3月25日 1時) (レス) id: 05d7bebd35 (このIDを非表示/違反報告)
SuZu - 紀田でおねがいシャス！ (2015年3月19日 21時) (レス) id: cc6b211aa2 (このIDを非表示/違反報告)
アスナ(プロフ) - シズちゃんでお願いします！これからも頑張ってくださいね! (2015年3月18日 22時) (レス) id: d24474e93e (このIDを非表示/違反報告)
鐚璃蒭 - はじめまして！鐚璃蒭といいます。とても面白いです！臨也さんでお願いします (2015年3月18日 18時) (レス) id: 440bf90897 (このIDを非表示/違反報告)
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