捌 ページ9
日記を勝手に読んだ
Aの日記は俺でいっぱいで
毎日が楽しそうだった
けど、あの日の日記は無く
次の日の日記に自分を責めるような言葉を並べていた
私のせいだ、私が悪かった
"次の私"への"ごめんなさい"の言葉が連なって
やっと理解出来た
あの日はこの日記でいう7日目で
1日目になってから戻ってきたから記憶が無いんだと
自分がやったのかやってないのかもわからない
皆が言うから、自分が悪いことをしたんだと思い込んで責め続けてんだ
なら、ずっとあいつは死ぬまで責められ続けんのか?
どうにか………
ドンドンドンッ
……………………こんな時に誰だよ…
「音柱様っ!!!!」
「音柱様!居ませんか!音柱様!!」
ガラッ
「音柱様っ、お願いです
お話を聞いてくださいっ……これは誰に命じられた訳でもなく
俺たち自身があなた達柱にお話したい重要な事なんです…っ、」
「他の皆さんには哀柱様が着いていて誰も聞いてくれないんです…、お願いします
稲荷柱様を誤解しないで下さい…っ、
稲荷柱様を傷つけないで下さい…」
「哀柱様は嘘をついています…っ、
見ていた隊士達2人は哀柱様とまぐわい……嘘をつかされています
稲荷柱様はあの日哀柱様を守ろうとしたのです…!!」
必死すぎて話がぐるぐると回ってんのに気付かないのか、
"稲荷柱様はそんなことはしない"
"稲荷柱様は何もしていない"
"稲荷柱様を傷つけるな"
の一点張り
俺の足にしがみつきながら大声で泣き喚く隊士
……あの日見ていたのは隊士2人のみだったはずじゃ…?
「Aがしてないことなんてド派手にわかってんだよ…
俺はAの味方だ。ついでに冨岡も愛奈を信じていない
……あの日、何があったのか
知っているなら教えてくれ。」
「…っ!か、顔を上げてください…!」
「知っている限りの事を話させて頂きます…」
座敷に上げると、正座し
山の略図とあの事件の略図が描かれた紙を手渡す隊士
「____」
ーーーーー
ーーーーー
ーーーーー
ーーーーー
「……その説明なら本当にAは1寸たりとも愛奈に触れてねぇじゃねーか……」
「他に証明出来る物は無く……でもこれは紛れもない事実なんです……っ!」
「お願いします……信じて……っ下さい……
………音柱様っ!!」
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ぽてと(プロフ) - 続編?おめでとうございます。こちらも号泣きて読ませてもらいました。素敵な小説ありがとうございます。 (2021年4月14日 5時) (レス) id: 1b62a14c7d (このIDを非表示/違反報告)
あぷる - 今日正確には昨日読み始めたんですけど泣きっぱなしでした!すっばらしい作品です><更新がんばってくださいお体に気をつけて!!!! (2020年12月7日 0時) (レス) id: 9ae6da1d4e (このIDを非表示/違反報告)
やきべん(プロフ) - 波さん» わわっ、いつもありがとうございます!期待に応えられるよう頑張りたいと思います! (2020年12月1日 21時) (レス) id: e566a07046 (このIDを非表示/違反報告)
やきべん(プロフ) - 瑠夢さん» ありがとうございます、これからも頑張りますね! (2020年12月1日 21時) (レス) id: e566a07046 (このIDを非表示/違反報告)
波(プロフ) - 続編?新作?おめでとうございます!!!いつも楽しみにしていたのでとっても嬉しいです、、、!!これからも応援しています、頑張って下さい! (2020年12月1日 18時) (レス) id: e7a357962e (このIDを非表示/違反報告)
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