弐拾 ページ21
『……?音柱、どうして着いてくるの?』
「あ?んや別に……つーか同じ方向じゃねぇか」
『………………あ、そうだったね』
音柱なんて他人みたいに言いやがって……
本当ムカつくよな
だから俺も何も知らないフリをしてやる
何度だって悲劇を繰り返してやる
『………………どうして家の中まで着いてくるの?』
「は?何言ってんだ、
恋人だろ?この前一緒に住み始めたじゃねぇか
なんだ、もう忘れたのかw?」
『こ、いびと……
…………………………………………ぁ、うん
そうだったね、おかえり』
「……っぶはwwwwwwお前ほんと阿呆だなwww
恋人なんて嘘だわwww日記に書いて無いこと信じんなよw」
きっと日記に書いてんだろ、
宇髄天元を知らなかったことにしろ……とか、そんな事がな。
ここまでわからないフリしなくて良くねぇか?
普通に宇髄って呼んでも別に良いだろw
本当まじめだなこいつ
『…………!
本当だったんだ、……』
「?
何がだ?」
『ううん、なんでもない…………
それより……勝手に人の家上がらないでよ』
「…………もう何回上がってると思ってんだwww
俺の家も同然だろ」
『いや、私の家だよ』
広い座敷に寝っ転がって頼と戯れるA
隣に座ると肩をビクッとさせてこっちを見つめるA
「どうした?」
『……え、いや別に。
隣来るんだなって』
「隣に居たら駄目なのかよ」
『……いいけど』
隣に座るだけで少し頬を染めるAに新鮮さを覚える
可愛い
襲いたい
今抱きしめたらどんな顔すんのかな
……なんて煩悩を頭から必死に追い出す
何やってんだか、思春期かっての……
少し理性が保てなくなって手がAの髪に当たる
『、……』
気にしていないように構わず頼と戯れてるけど
耳赤いの隠れてねーよ阿呆……w
じわじわと赤くなる耳が可笑しくて指先でそっと触るともっと赤くなる
『……やっ…』
「??!!」
小さな口から漏れる甘い声に全身が硬直する
自分自身でも驚いたのか真っ赤な顔を晒して耳を塞ぐA
『……何やってんの!?馬鹿じゃない!?
……破廉恥!助平!……馬鹿っ!
____水浴びしてくる……!』
涙目で恥ずかしそうに座敷から出ていくA
可愛すぎかよ……なんだよアレ……
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ぽてと(プロフ) - 続編?おめでとうございます。こちらも号泣きて読ませてもらいました。素敵な小説ありがとうございます。 (2021年4月14日 5時) (レス) id: 1b62a14c7d (このIDを非表示/違反報告)
あぷる - 今日正確には昨日読み始めたんですけど泣きっぱなしでした!すっばらしい作品です><更新がんばってくださいお体に気をつけて!!!! (2020年12月7日 0時) (レス) id: 9ae6da1d4e (このIDを非表示/違反報告)
やきべん(プロフ) - 波さん» わわっ、いつもありがとうございます!期待に応えられるよう頑張りたいと思います! (2020年12月1日 21時) (レス) id: e566a07046 (このIDを非表示/違反報告)
やきべん(プロフ) - 瑠夢さん» ありがとうございます、これからも頑張りますね! (2020年12月1日 21時) (レス) id: e566a07046 (このIDを非表示/違反報告)
波(プロフ) - 続編?新作?おめでとうございます!!!いつも楽しみにしていたのでとっても嬉しいです、、、!!これからも応援しています、頑張って下さい! (2020年12月1日 18時) (レス) id: e7a357962e (このIDを非表示/違反報告)
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