【完結】7日経ったら忘れていいですか _3_【鬼滅の刃】

佰参拾漆 ページ45

｢Aー｣


『はーい！



愈史郎さんと珠世さん、何にしますか？』




｢……………茶2つ｣




『いつもお茶ばっかりですね


それにお茶だけで夕方まで居るじゃないですかw』




｢Aさんの成長が微笑ましくって｣



『………へへっ、ありがとうございます


直ぐにお持ちしますね』






珠世さんと愈史郎さんはいつも私を見るとどこか寂しそうに、優しく微笑む



少し不思議だけど、いつも来てくれるのはありがたい





｢店員さーん｣




『はーい、少しお待ち下さーい』






愈史郎さん達の元にお茶を運び、呼ばれた席へ向かう





『あら、小さなお客さんね



3人で来たの？』




｢ううん、列車乗ってお母さん達と来たの


…………お姉ちゃんはやっぱり可愛いね｣





やっぱ、り？どこかで私の事見たのかな





3人の胸元でキラっと光る小瓶



中には綺麗に光る結晶が入っていた



私が遊郭で作った物に似てる………？



『…………永久液体結晶…？』





｢……！！そうだよ！優しいお姉ちゃんがくれたの！｣


｢僕たちのお姉ちゃんなの！僕たちのことね、助けてくれたんだ｣




『そうだったの、優しいお姉ちゃんだね』




｢おねーた、やさしー！｣





………………………助けてくれたって…人攫いにでもあったのかな






『よーし、子供たち

何が食べたい？』





｢｢｢おむれつらいす！｣｣｣





『わかった、すぐに持ってくるね』





｢おねーちゃんが作って…？｣








私が……………作るの？








『………わかった、待ってて』








ーーーー
ーー



いや、作ったは良いけど……………





｢Aちゃん下手ねぇ…………｣




『むー、仕方ないじゃん私接客だもん……』




｢………ふふ、あの子供達のために作ったんでしょう？出しておいで｣





お母さんに背中を押されて、子供たちの机に渋々崩れたオムレツライスを置く







｢下手くそだけど、美味しい｣


｢うん、美味しいね｣


｢おいしー！｣





なんか








………………懐かしい感じがする…どこかで会ったことあったかなぁ









｢それじゃあお姉ちゃん、ありがとう！


ごちそうさまでした！これお金｣





『ぴったりあるね、また来てね子供たち！』





｢｢｢はーい！｣｣｣







子供ってやっぱり可愛いなぁ………………





でもやっぱり私あの子たちどこかで…………




それにあの結晶……………





うーーーん…思い出せない

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