【完結】7日経ったら忘れていいですか _3_【鬼滅の刃】

佰弐拾 ページ28

『良く言えたね、偉いね

わかってんじゃん』






｢ねぇもういいでしょ！？愛奈反省してるからさぁ！｣






『うんうん、そうだね反省してるよね



でもたかが人1人が反省した所で死んだ人の命が戻ってくるわけないでしょ……？


馬鹿なの？』






刀を抜いて愛奈の首を掴んで地面に押し付け愛奈の横に刀をぶっ刺す





｢こ、殺さないで！｣




『…………誰が好んで人を殺すか…

……生き苦しんで一生詫びろ

鬼殺隊からは出ていけ

もう二度と戻ってくるな』







｢……………っ、このクソ餓鬼っ！｣







そう言って走って逃げて行く愛奈






『はいはいじゃぁね、くそババア』






多分あの性格じゃ借金抱えて遊郭行きだろ







｢Aは怒らせるもんじゃねぇな｣






『いや、お前らにも怒ってるけど？

ふざけてんの？』





大分落ち着いてきた頼を抱いて話す





『…………………とりあえず、今まで記憶のことを話せなくてごめんなさい

怒ってはいるけど皆のことを好きなのは変わらないよ

怒ってはいるけど




…………………………………………大体






手のひら返し酷くない？私本気で怒りたいんだけど
何回も私話しかけようとしてたよね！？てか話しかけたよね！
なんで口で話してんのにみんなはすぐ手が出るかなぁ
これから私普通の子になるのに誰にも嫁に貰ってもらえなかったらどうすんの？

傷だらけにしたのお前らのせいだからな！

無理やりにでも叫んで話せなかったのはこっちの責任だし謝るけどさ！
手出して話す状況を奪ったそっちにも責任あると思うんだけどなぁ！つか、手出すなや阿呆


2年も私の事嫌った挙句今は好きです仲良くしようだぁ？ふざけてんの？
私がどれだけ………………………………』






ポロッと涙が落ちて

段々と喋りにくくなる






『どれだけ…お前らの事が好きで頑張ってたかもわからない癖に………っ


何年も前から、ずっと……………私は…っずっとずっと、大好きだったのにっ……………




私の方が、皆と…長くいたのに


何も言えなくても信じて欲しかった………っ』






頼を片手に抱えながら俯いて顔を隠す





｢……Aさん、本当にごめんなさい

心のどこかで違うんじゃないかと思っても動けるような強さを私は持っていませんでした

柱なんて言いながらAさんを守れる力も無かった




自分でも手のひら返しが酷いと分かってます




ですがもう一度だけ

…私たちに時間をくれませんか｣

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