【完結】7日経ったら忘れていいですか _3_【鬼滅の刃】

佰拾玖 ページ27

｢しのぶちゃんまでぇ……………？どうして………？



どうしてどうしてどうして？私がお姫様だったでしょぉ！？



なんでなんで！！！！そんな狐ばっかり………！



嘘までついて頑張ってきたのにぃ！！｣




｢……………………嘘、？


………あぁそうか、お前はそういう奴だったのか


人なんて簡単に裏切る、もう二度と信用しない


お前の顔など二度と見たくない｣







｢……………………………全部全部！！！！！貴女のせいよ！死んじゃえっ、死ね死ね死ね！！！！｣





カチャ………バンッ




赤く飛び散る液体


愛奈の手には南蛮銃が握られていた


私の身体はどこも痛く無かった






地面にはいつもそばに居てくれた鴉が血を流していた







『頼…………………………………、？』




｢……………………A、スキ


大好キ｣




自分の羽織を破いて頼の止血をする







腰の鞄から薬を取り出し、頼の口に流し込む








『…………頼、死なないで


私のそばに居て、ずっとずっと一緒よ


私も好き、大好き



どうして間に入ったの私は弾丸1つじゃ死なないのに………』




息はしてる、頼を抱き上げて宇髄に渡し






愛奈の元へ歩いていく








銃を私に向ける愛奈









『柱で1番弱いの誰だっけ？』





愛奈の後ろに回り、銃を蹴飛ばす




『舐めてんじゃねぇぞクソ女』





｢………………っ、貴女が悪いんじゃない！！！！


愛奈の世界を邪魔するから！愛奈を傷つけようとするから！愛奈が1番で居なくちゃいけないのに…………！！！！！！！！



それにこれぐらい何よ！たかが鴉1匹が死んだだけじゃない！｣






『じゃあ私も愛奈に大きい穴を開けるね。

これぐらい良いよね？人1人死ぬだけだもんね




あんたが男の隊士に色目使ってる間に何人が死んだ？

そう考えたらお前のクソみてぇな命1つくらい消えてもいいよね？





そんなに自分が1番の世界に行きたいなら昏睡状態にでもさせてやろうか

ずっと夢の中で自分が1番の世界になれるよ』








愛奈にニコッと微笑みかけたら腰を抜かして地面に座り込んだ









愛奈の前にしゃがんで顎を無理やり上げる





『貴女がしてきた悪い事はなぁに？怒ってないからさ、言ってみてよ』





｢………っ、隊士の手柄を私のものにしたこと

面倒くさいから任務に遅れて部隊を全滅させたのに他の人のせいにしたこと

簡単に、命を奪ったこと




嘘を、ついて…皆を騙したことっ…！｣

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