佰拾陸 ページ24
『………………ありがとう、
………私は7日で記憶が消える病を持っているの
それで、あの事件が起きた日が丁度7日目で日記も持っていなかった私は次に目が覚めた時に
私は何もしていないって言うことが出来なかったの
何も記憶が無かった私は、私が人を傷つけたんだとしか思う他無かったの
お願い、信じて
そして私は禰豆子ちゃんを傷つけようなんてしてない、金平糖をあげたのもキラキラしていて綺麗だったから
時々一緒に居たのも仲良くなりたかったから。
今日ここに来たのは貴方たちの誤解を自分の手で解きたかったからなの
私はこの7日が終わった7日後に今までの鬼殺隊に来る少し前からの記憶を全部消す
だから最後に、伝えたかっただけなの
私はいつでも、竈門炭治郎くんと竈門禰豆子ちゃんの味方だよ
我妻善逸くん、人の心を考えられる君は絶対に強くなれるよ
嘴平伊之助くん、人を守るために立ち向かえる勇気と行動力はきっと君を素晴らしい子に育ててくれる
本当に、ありがとう。聞いてくれて』
「…………………っ、そう言えば…貴女からはいつも一切悪意の香りと嘘の香りはしなかった
俺は………『大丈夫だよ竈門炭治郎くん。
人を信じることの出来る君はきっと沢山の人の支えとなり未来へと導く存在になれる
気負うことはないよ。ありがとう』」
炭治郎くんの頭を撫でると目に涙を溜めている皆
『…………………信じてくれてありがとう。残りの日付でまた会えるといいね
しのぶちゃんによろしくね』
ちゃんと戸から出ていき、頼を肩に乗せて私は村へ向かった
『頼、お兄ちゃんとは仲良く出来そう?』
「勿論」
『そっか、良かった
頼のことも私忘れちゃうのよー?』
「慣レタ」
『慣れたってのも可笑しいよ。ごめんね、辛い思いさせて』
「大丈夫、好キダ。気負ウナ」
頼を抱きしめるとグエッと舌を出す頼
村が見えてくると見覚えのある顔が私に近付いてきた
「A」
『おとーさん』
「皆から話は聞いた。村の人達にも記憶の事は全部伝わっている
こっそり引越しの準備を進めているから、お前は心配しなくていいからな」
「Aーーーーーっ!!!!!」
ドサッ
『重っお兄ちゃん…………』
「……………待ってた、でもまだ家には帰ってこないんだろ?」
『一緒に居たい人が居るの』
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霞(プロフ) - 感動しました…!ちょっと、泣いちゃいました笑 (8月13日 23時) (レス) id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
karion(プロフ) - 自分は飽き性なので最後まで読む事は滅多に無いのですが、久しぶりに最後まで飽きずに読めました!とても面白くそしてとても感動しました..めちゃくちゃ泣きました‼︎素敵な作品をありがとうございます‼︎‼︎ (5月16日 22時) (レス) @page50 id: d59aca9a13 (このIDを非表示/違反報告)
りおん(プロフ) - 本当にずっと涙が止まりません…何回でも何百回でもこの作品をこの1人の少女の人生を必ずみにきますね!!!この作品を作ってくれてありがとうございました!!! (2022年8月12日 6時) (レス) id: db88a71968 (このIDを非表示/違反報告)
アマリス(プロフ) - しのぶさん、本当最低だな。無一郎の奴も、主人公と和解すんな!!お前らにはその権利はねぇんだよ💢と思います。夢主さんは、すぐに記憶無くなったらすぐに鬼殺隊辞めるべきだったんですよ!!私は和解ENDなんて認めません!! (2022年5月23日 21時) (レス) @page46 id: 7d0074fb6d (このIDを非表示/違反報告)
ぷりんちゃん - 素晴らしい作品に出会いました、この世にこの作品を生み出してくれて本当にありがとうございます。記憶がなくなる感情とか辛さとか引き込まれる文章ばかりで涙が止まりません。今から読み返します。 (2021年5月7日 1時) (レス) id: a2bdeb07de (このIDを非表示/違反報告)
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