【完結】7日経ったら忘れていいですか _3_【鬼滅の刃】

佰拾伍 ページ23

__お父さんにも守りたい家族が居ることも理解した上でお願いさせて欲しい


私が抱えているこの問題を解決出来た7日間が終わって7日経ったら
私は遊郭から出てからの記憶から何から全て忘れるつもりでいるの

図々しいお願いだとはわかってる、



私が鬼殺隊の記憶を取り戻さないように私を家族として迎え入れて貰えないかな____





"それでいいのか、？


勿論Aも大事な俺の子供だから家族としては迎え入れることも、
こことは少し離れた街に引っ越すことも出来るが…………全て忘れていいのか？"






お父さんにしたお願い


お父さんは私を心配しながらも受け入れてくれたよね


10年以上前から会っていなかったのに俺の子供だって言ってくれて嬉しかったよ





今度はちゃんと普通の家族になろう、。







ーーーーーー

ーーー



ー






『…………………………………、もう…朝』


｢起きたか、A｣




『おはよう愈史郎

少し今日は外に出てくる。直ぐに帰ってくるから待っていてくれる？』




｢………わかった、遅くなる前に帰ってくるんだぞ｣





『ありがとう』





髪を整えて服を着替えて、私は屋敷を出た





｢カァッ、A……………探シタ


何処ニモ居ナイ、俺ヲ置イテイッタ｣






『ごめんね、頼………………






あのね_______』






頼と話しながら金平糖を買い、私は蝶屋敷へと足を進めた






…………………幾ら拒否されても伝えよう




ちゃんと伝えよう。







しのぶちゃんは今は任務に出かけているはず。









______！






………機能回復訓練中か…




きよすみなほちゃんにアオイちゃん、炭治郎君善逸君伊之助君揃ってる



行くしかない…………行くなら…今！








ガラッ


『お話をっ、聞いて下さい！！！！！』






精一杯の大きい声を上げると私を見たまま皆の動きが止まる







｢何をしに来たんですか！！


貴女は蝶『聞いて下さい！！！！』

っ！｣




きよすみなほちゃんが私の事を戸の外に、帰ってくださいと声を揃えて押し出そうとする








『……………………っ、お願いします！』








｢俺が倒してやる！猪突猛進っ！！！｣






大きな足音をさせて私に突っ込んでくる伊之助君を思い切り抱きしめる






『お願い、聞いて………………



私にはもう時間が無い、最後なの』




｢伊之助に何をするっ！！！！


｢炭治郎！！少し、Aちゃんの話を聞いてあげて｣




…………｣

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