【完結】7日経ったら忘れていいですか _2_【鬼滅の刃】

捌拾参 ページ38

｢もういいわよぉ！嘘つきはAちゃんの方よ……………っ、




杏寿郎さん、早く帰りましょぉ？｣





煉獄、この話を聞いても尚お前はAを責めるのか


そんな思いを込めて少し睨みつける




｢……………………………………すまないが1人で帰ってくれ




俺は少し勘違いをしていたようだ……｣





｢………………っ、いいから帰｢今はお前の顔を見たくない｣







皆騙されて…………………っ愛奈もう知らないんだからぁ！｣









高い声で叫んで出ていく愛奈






猿か









無言のまま俯く煉獄を見つめる








ガラッ








｢(Aが怪我をしたと言うから)おはぎを作った






何だ(この空気は)？｣







冨岡ぁ………………タイミング考えろよ……………






｢鮭大根もあるぞ｣







｢いやA寝てっから｣








震えだす隊士





いや、そうだよな


柱が6人もそろってるんだもんな



小さい柱合会議と同じようなものだしなぁ









｢……………ひっ…｣






不死川が隊士に近付くと



Aから手を離さないようにぎゅっとして目を瞑る隊士







｢……………その…Aを守ってくれてありがとうなァ……｣






｢え、？｣









笑い出す俺含めた柱につられて声を出さないように震えて笑う隊士達







｢テメェら……………ぶっ殺してやるっ！｣






｢｢｢｢ごめんなさいっ…………｣｣｣｣





｢ぶはっwwwwwwwww派手に謝られたかと思いきやド派手にキレられる隊士の身になれー


不死川ぁーwwwwww｣




｢黙れや宇髄ぃ！！｣




｢不死川、おはぎ食うか｣




｢要らねェってんだろうが冨岡ァ！！｣




｢怒るなおはぎは悪くない｣



｢あァ悪くねェなァ！お前だこの無表情馬鹿柱…！｣







A起きないか心配だ……………疲れてんのによ








隊士からAを受け取り、また酒を飲みながら煉獄を前に座らせる









｢いらっしゃい、遅刻だな煉獄｣




｢なぜ俺はあの時Aを信じなかったんだろうか…………


今ならはっきりと愛奈が間違っていると言えるのに｣




｢んなの俺が知るわけねーだろ………血鬼術かなんかで操られてたんじゃねーのかwww？｣






｢Aが今の俺を見たら呆れるだろうな



よもや炎柱も末期だ…………善悪の区別も付かないとは…………



嫌われて当然の事をしたんだ…………許されるわけが｣






『………煉獄顔を上げろ



嫌ってなんかないから』

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