【完結】7日経ったら忘れていいですか _2_【鬼滅の刃】

漆拾捌 ページ33

｢おね、えちゃん…………泣かないで






私ね、お母さんと会えないのは…お母さんと一緒に居れないのは悲しい


けどね、お姉ちゃんのおかげで死ななかったのに…………っ、




こんなボロボロっ、になって頑張ってくれたのに、お姉ちゃんを攻撃する…人が居る方がね






………………っも、もっと辛いの｣






｢助けてくれてあり、がと…………………っ





おねえさん、ありがとう…………………｣









こんな小さい子が母親を亡くしたのに…………







こんな小さい体なのに…………………







感謝なんて言わないでよ……………、、









｢ほらA、誰もお前のことなんぞ責めてねぇよ………





これ着ろ、風邪引くぞ｣






着ていた羽織を私にかけてくれる宇髄









『……………っ、あった、かい…………』






｢…………ん、体痛くねぇか？｣






『…………っ痛いよ





歩けないくらい痛い、今力を抜いたら死んじゃうんじゃないかってくらい痛い





血も止まらないのっ…………………宇髄ぃ………』









｢すぐに手当してもらおうな、｣







私を抱えて私の頭を撫でながら避難場所から出ていく宇髄





私は宇髄の足を背中に回して痛いほど思い切り抱きついた








｢あーあ、派手で綺麗な髪もバラッバラ……


これ短ぇとこに合わせて切ったら肩にかかんねーくらいになんぞ？｣





『……………っ、私の髪、ね



鬼が切っちゃったのっ、悲しいよぉぉ…………っ』





ずっと涙が止まらないまま隠の所へ行く






もう治療や亡くなった人の確認も終わったみたいで、生きている隊士や隠が私に群がって声をかけてくれた





"あなたのおかげで被害が小さかった"

"死なないで下さい………っ"

"Aさんの指示があったおかげで今俺たちは生きてるんです"

"諦めないで稲荷柱様"

"お願いします、生きてください…"





など、本当に私も隊士達も顔がぐちゃぐちゃに、なるくらい泣いていた





『…………っ、生きていてくれて





ありが、とうっ……………』





｢｢｢｢はいっ……………｣｣｣｣






残った隊士は4人



ほぼ全滅に近かった




けど


上弦並の鬼2体を倒して、20人の中で4人も生きているのは凄い、と皆が言ってくれた









その後はすぐに村の復興が始まった





費用は私と宇髄が出してあげた







柱は凄いんだよ、？






村の人達に甘えて、私と宇髄や隊士達もここに泊まることになった

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