【完結】7日経ったら忘れていいですか _2_【鬼滅の刃】

肆拾玖 ページ3

鬼は三体




子は3人




……………………捕まっている子供の中からの鬼の気配……………ってことは！！






『離れて！！！』






鬼が縄を解いて大きく手を振り上げる





間に合うか…！





子供の手を引いて抱き上げて刀を振り上げる







鬼の頸は落ちたのに…………なんで、まだ生きてるの






｢お、ねぇちゃん…………足っ｣






私の足には鬼の爪が突き刺さっていた




腕を見ると私が頸を飛ばした鬼の隣に居た子供だった


こいつも鬼………っ！



鬼の頸を斬って子供達を私の後ろに避難させる



てことはあと一人の子供はどこ！？





行方不明は3人なのに………………







『無一郎くん！！！あと一人子が居ないし頸を斬っても鬼が死なない！』



斬っても斬っても回復する鬼









後ろに回ってくる鬼



子供を守りながらの戦い……………





お兄ちゃんの方をおぶり、弟くんを左手で抱きながら銃を持つ





『私が降りてって言うまで




絶対に離れないで』






鬼の爪が刺さった右足が痛む




けど私は柱だから。無一郎くんが子と最後の鬼を探している間、私はこいつらを止めなきゃ行けない







息を大きく吐いて足を踏み出し




鬼に銃弾を浴びせ、刀で身体を斬る






銃と刀で鬼の身体は一瞬でバラバラになるが直ぐに回復を始める





三体の頸を切らなきゃダメってこと…！？








｢見つけた…！！｣









草の影でうずくまっている子の手を取る無一郎くん






じゃああと一体の鬼を探すだけ…！








無一郎くんが私が手間取っているのを見て子の手を引いて走ってくる








子はにやりと笑うと大きく目を見開いた









『降りて…！！』





子供を飛び降りさせると私は銃を投げ捨てながら無一郎くんの元に走り、


刀を2体の鬼の頸をめがけて投げて


無一郎くんを抱きしめながら短刀でもう一体の鬼の頸を斬る







｢ッギャァァァァァァ！、！、！｣






三体の頸が落ちた！






鬼の身体が灰になっていき、もがき始める






死にたくないと叫び散らす鬼の姿は本物の子供のようで気味が悪かった






｢……………どうして、！｣





私の鎖骨辺りに刺さった鬼の腕を抜きながら無一郎くんの方を向く





『どうしてって……………無一郎くんが人間だからだよ


私は人を助ける柱だもん


人は絶対に傷つけないし、鬼も殺せたから丁度いいでしょ？



ほら、早く子供を探そう


あと一人なんだから』

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