陸拾参 ページ18
一通り挨拶も済んだので宇髄達とお話中
「Aさっきの何?」
『愛の炎
私の家にある灯篭の火も朝から晩まで消えてないでしょ?あれも10年くらい前に私が付けたものなの
元々は今あげたような入れ物に入ってて灯篭に移し替えたやつだけどね』
「どういう原理だよ」
『知らなぁーい、なんか遊んでたら出来た』
「Aちゃん魔法使いみたいだね!」
『うひひ』
そんな話をした後に、もう帰るかぁ………そう呟くと子供達とその家族が近づいてきた
「この度は本当に息子達を助けてくれてありがとうございました」
「私の子も生まれてまだそう経っていないのに、もう会えないと思っていました………
本当にありがとうございます」
『私だけじゃないですよ、この子…
無一郎くんも子供達を守ってくれました』
「僕はAが居なかったら……」
俯く無一郎くんにお母さん方が絡み始める
元気だなぁ………………
「お姉ちゃん………帰っちゃうの?」
「もう、会えない?俺お姉ちゃんともっと居たいよぉ…………っ」
「おねーた、好きよ…………っ」
私の足に抱きついて離さない子供達
『じゃあ仕方ないからもう1つ魔法を見せてあげる』
小指程の大きさの瓶と人差し指程の瓶を出して2つを混ぜて私が少しの力で弾くと
どんどん固まって透明な結晶が出来ていく
「わぁ……………綺麗…!」
太陽に透かして見ると虹色に光り輝く
コルクの蓋をキツくして、蓋に穴を開けて紐を通し、3人の首にかける
珍しい物を見るように目を輝かせて笑顔になる子供
『…………また遊びにおいで
私はいつでも待ってるからね』
「お姉ちゃんっ、大好きだよ!
ありがとう、」
「僕もっ、お姉ちゃん好きだよ!結婚しよーねっ!」
「…ふぁっ、わぁぁぁぁんっ
おねーた、おねーたんっ………」
チビ助が泣き喚く
『……また会えるんだから
チビ助泣かないの
大好きだよ』
おでこに口を付けてバイバイと手を振ると
村の人達が頭を下げて私達を見送った
村が見えなくなる曲がり角
曲がりきる前に私は泣き出してしまった
「お前が1番泣いてんじゃねーか」
『っ………離れたくないっ……』
「また会えるよ」
「そうよ!会いに来てくれるわ!」
…今の私は、もう二度とあの子達に会えないんだよ
それに気付いてか宇髄は何も言わなかった
811人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あかね - 寝たくなくても12時で強制で寝てしまうんだと思います (2020年7月31日 21時) (レス) id: 17cf0c871d (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 記憶なくす前に寝ずにいたらどうなるんだ……? (2020年6月30日 14時) (レス) id: e1c5f04354 (このIDを非表示/違反報告)
やきべん(プロフ) - おかゆさん» もう学校も無くて暇人なんですよ………課題手付けて無さすぎてもう山盛りでやる気無くしました……。ありがとうございます、これからも頑張りますね! (2020年5月21日 16時) (レス) id: 764cc1638e (このIDを非表示/違反報告)
おかゆ - 更新めっちゃ早いですね!尊敬します!これからも頑張ってください。応援してます! (2020年5月18日 16時) (レス) id: 9bf722af77 (このIDを非表示/違反報告)
やきべん(プロフ) - みるくさん» 不具合報告をした所、先程お返事が届きました…!ありがとうございます! (2020年5月18日 16時) (レス) id: 764cc1638e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ