【完結】7日経ったら忘れていいですか _2_【鬼滅の刃】

伍拾漆 ページ11

『………………………』





｢今でもこう思うか…？｣





『……辛い思いも苦しい思いも、したくない









でもそれ以上に………………お前の事を忘れたくない

何度でもお前と時を過ごしたい


こんな紙があっても無くても、どの私もあんたが好きだったよ。多分ね


あーあ、また忘れたくない事が増えちゃった








ねぇ宇髄、私今回の7日間の事は日記に書かない。


そりゃ、出会った人とかの事は書くけど詳しくは書かないことにする


私は私を重視したいから





今日のことを書いていつの日かの逃げ道が完全に無くなるのは嫌だ』





｢逃げんなよ…………｣




『私心弱いから逃げちゃうかも



逃げるのも作戦のうちだよw！



次の私が日記書くか書かないかも任せる






この7日間は全部私だけのものにする！他の人に共有なんてしないっ！

私だけが覚えてる私だけの記憶なの』








そう微笑む彼女にまた俺は惹かれる


何百回目の恋









俺が1番地味で虚しい奴だな………









俺はお前にいつこの言葉を伝えられんだろうな…








俺だけが覚えてるAも知らない俺だけのA、









派手に愛してるぜ








これは絶対言えないけどよ


お前の周りに俺だけしか居なくなればいいのにな

前みたいに絶望の中で俺だけにしか手を伸ばせなければ良かったのに

俺が何度だってお前を抱きしめて慰めてやるのに





………………………なんてな









｢ん、お前の幸せが一番だな！




帰んぞA｣





『はーい、今度はちゃんと歩いて帰ろ？』






上目遣い可愛すぎかよ…



でも歩くのはダメだな








Aを抱き上げる



『うわっ、何すんの！』




｢お前自分が怪我してること忘れたのか？





走らねぇから大人しく捕まっとけ｣







『……………はぁーい』






ーーーーーーーーーー




｢(そのまま俺の言うことだけ聞いてればいいのに)｣


『(そのまま私だけの宇髄で居てくれればいいのに)』








｢(派手に俺だけ見ておけばいいのに)｣


『(私だけをずっと見てればいいのに)』









｢(こんな考えでごめんなA)｣


『(性格悪くてごめんね宇髄)』









絶対に叶うことの無い永遠の愛




大きな月が2人を照らす









『(愛してるよ宇髄

伝えられないこの気持ち……早く消えてくれないかな)』








｢(愛してるA

その気持ちを忘れないように派手に俺から離れんなよ)｣





共依存…？

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