昼寝 ページ16
「はぁ?勝手に死んだことにすんな餓鬼共」
「「「へ?」」」
「生きてるっつの、今でも地味に」
着いてこいと屋敷の中に足を踏み入れる
俺の部屋の1つ隣、Aが好きだった本が沢山置いてある部屋
「A、入るぞ」
薬の匂いが広がる部屋、
3年前と変わらない容姿で眠るA
あの後、無理やり居場所吐かせて向かったけど解毒剤なんて無くて
ド派手に殺り合って帰ってきたらA死にかけで
どうにか延命処置もしたけど意識は無いし脳が動いてるかもわからねぇ
ただ、呼吸も心音も安定してる
身の回りの世話は全部嫁がしてくれている
腕の途中から先が無い左腕でAを支え、右手でAの頭を優しく撫でる
「いき、てるの?」
「人形みてぇ…」
「…?」
「3年間ずっと眠ったまま、地味に一言も話さねぇ
お前ともう一度話せるなら俺は悪魔に命だって捧げられる、
なぁ。お前ほんと寝坊助なんだよ、」
ガタッ
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やきべん(プロフ) - 【湖の宝石】さん» ありがとうございます!短い間でしたがお付き合い感謝致します! (2021年4月12日 10時) (レス) id: e566a07046 (このIDを非表示/違反報告)
【湖の宝石】(プロフ) - 完結おめでとうございます!素敵な作品をありがとうございました! (2021年4月11日 18時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
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