17音目 ページ20
コンコン
以外にも一晩で待っていたそいつは来た
細くて煉獄と同じくらいの背の男
肩くらいまでの黒髪が風になびき透き通る
ガラス玉の様に綺麗に光る青色の目
女みてぇ………………
「こんにちは、はじめまして
貴方が宇髄天元さんで間違いは無いですか?
いや、間違うはず無いです
だって俺元々隊士ですもん……柱の顔を忘れるはずありません」
「お前が……雪南か……?」
「はい!黒敷雪南、19歳……!!
氷の呼吸を使っていた元甲、あ、でも
あの子には俺が来たこと言わないでください
あの子にとってはトラウマなんです
俺との記憶
心が凍ってしまうから……
絶対に言わないでください」
悲しそうに、悔しそうにそう呟く雪南
地味に隠してんのは嫌いだが、仕方ねぇ
真剣なやつの頼みは断れねぇよな
「Aを診てくれるか?」
「勿論です……」
Aの元まで案内すると、素手で普通にAに触れる雪南
パッとAの確認をした後直ぐに口を開いた
「……よし!お風呂に案内して貰えますか?」
「風呂……?
凍んねぇのか……?」
「……、ここからはAの気持ちの問題です
あの氷の檻の中でどうするのか
あの子が戦う問題なんです」
……………………?
心の壁や戸とかと同じような心理的なやつか?
檻……あいつなら簡単に壊せるだろ……
雪南がAを抱え、俺は風呂に案内をする
「うわ、広いお風呂……
久しぶりだけど……方法はこれしかない……
宇髄さん、ここからは100分の1です」
「100分の1…?」
「死ぬか生きるか
100分の1ってことです」
死ぬ確率が……100分の1って事だよな……?
なんでそんなに……っ
「俺はAを助けるためにお前を呼んだんだ
死ぬなんて事がありゃあ俺はお前の首を派手に飛ばす
死ぬ確率なんて考えんじゃねぇよ」
「……っ、でも覚悟はしていてください
俺も完璧な神様じゃないんでね……っ」
熱い風呂にAを入れると
雪南が風呂に手を突っ込み、大きく息を吸った
「氷の呼吸
透ノ型!!
氷結継承……っ!!」
バキバキっと音が鳴り、白い煙が風呂を包み
一瞬の内に風呂の湯は凍り、
つららの様な物が天井に出来ていた
Aの全身と雪南の右腕も一緒に凍っていた
「…………死ぬ確率が高ぇのって……このせいかよ……っ!!!!」
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鬼の子(プロフ) - アヤカさん» おおっ!そう言って頂けると嬉しいです……!!善逸も意外と好きなんでいいキャラ感をバンバン出していきたいっ……!!更新頑張ります! (2020年1月26日 22時) (レス) id: 764cc1638e (このIDを非表示/違反報告)
アヤカ(プロフ) - 宇髄さん推しなんで結構見入ってしまいました笑神作品を見つけました!宇髄さんを始め皆優しい…ひえ、善逸優しい((更新頑張って下さい! (2020年1月26日 18時) (レス) id: b421c0e73a (このIDを非表示/違反報告)
鬼の子(プロフ) - 午前の紅茶さん» ですよねwww!!ありがとうございますー!! (2020年1月13日 2時) (レス) id: 764cc1638e (このIDを非表示/違反報告)
午前の紅茶 - 鬼の子さん» 朝行ったのに売り切れてて...w ところで、最新話も相変わらず面白いです! 次の更新も待ってます! (2020年1月12日 21時) (レス) id: 650ec7b69f (このIDを非表示/違反報告)
鬼の子(プロフ) - 夏蜜柑さん» 書いてましたよね……!!ローソンにもちゃんとお電話したのになぁ……って感じです……w (2020年1月9日 18時) (レス) id: 764cc1638e (このIDを非表示/違反報告)
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