派手な大人と透明子供〔鬼滅の刃〕

147日目 ページ18

隊士達と沢山お話をして、何日かの時間を過ごした

本当にこっちの流れはゆっくりで…私は聖華さんのお手伝いをしていた

地上は１ヶ月経ったらしい

「A、そなたに少し頼みがある」

『……？どうしたんですか？』

「地上の偵察に行ってきて欲しいのだ

ここ最近人も鬼もここに来なくてな

どうなっているのか知りたいのだ

前までは使者が居たんだが生まれ変わりをしてな……

ついでにそなたが好いている奴も見てくるといい」

『本当ですか！？』

皆の顔を見に行ける！！

「あぁ、杏寿郎には地上から天への道を案内しているからじきにそちらへ向かわせる

そなたは珍しい体だから見えないが、物や人に触れる

声も心から願えば届くだろう

帰ってきて欲しい時に呼ぶよ

行ってらっしゃい、A」

『はいっ、ありがとう！聖華さん！！』

私は物凄いスピードで地上に降りる

あぁ、やっと会える

天元……っ、

皆っ…………



地上では柱稽古が予定通り行われていた

「おらっ！地味にへばってんじゃねぇよ……

もっと派手に足を動かせ！」

「ああああああああぁぁぁっ！！！」

うわっ、天元キッツ

何してんの………………

『天元……もっと隊士に優しくして

壊れちゃいますよー？』

「そこの隊士、勝手に休んでんじゃねぇ！+10周！！」

「いやぁぁぁぁあっ！！」

聞こえてない……、

『天元ー、恋人が帰って……

あれ？結婚したのか

ははっ笑える……天元さーん？嫁が帰ってきてあげたんだよー？』

「おらっ、終わった奴から派手に休め！」

「「やったぁぁぁっ！！！」」

「今喋った奴ら+10周な

勝手に喋ってんじゃねぇ！」

「「「ああああああああぁぁぁ……」」」

あれ……、烈花だ

そっか、怪我治ってからの参加だからか

「宇髄さんっ、休憩入るっす！」

「早ぇな烈花、嫁たちが飯作ってるから食えよ」

「はーい！」

烈花が私を避けて歩いてくる

「………………………………ぇ」

『……………………え？』

避けて……？？？

避け……………………え？

私が見えてる……？？？？？

「A…………………………っ！！」

『うわぁぁあっ、静かにしてよ！

烈花！！』

「A……なん、でっ」

泣きながら私を抱きしめた

「うわぁぁっ、触れるっ！」

『ははっ………………烈花物凄い変な目で見られてるね

笑えるーwww

泣き虫は嫌いですよ？』

「ごめんねっ……Aっ」

騒ぎを聞きつけた天元がこっちに歩いてくる




「何してんだ？烈花」

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