派手な柱の本命継子〔鬼滅の刃〕

46日目 ページ7

宇髄さんが女の人や子供から離すように地面に押さえつける

『宇髄さんっ、その人少し正気だ！

殺さないで！』

「地味だけど了解した！！」

私は女の人に包帯を巻き付けながら話す

『あの人は知り合いですか？』

「しゅ、主人です」

「パパは……鬼になっちゃったの？」

鬼？

なんでそれを

「鬼狩り様……主人を、楽にさせてあげてください……」

この人や子供からは藤の花の匂いがした

『藤の花の家紋の人か……！』

「……こ、せ

ころせ……誰も食う前に……」

『…………私がやります、宇髄さん』

宇髄さんは男の人から手を離すと

息が荒くても鬼の血に抗って首を差し出す男の人

羽織から刀を取り出す

『華の呼吸……陸ノ型

木蓮慈善

どうか、次にあなたが生まれる時は…鬼の居ない平和な世界で……』

男の人はただ優しく微笑み、泣いて消えた

周りの人の歓声に私は無性にイラついた

"死んで当然"

その言葉に私はキレた

『あんたらはなんなんだ…！

あの人は人だ……！私たちが来るまでお前らは何をしていた

見て、笑って焦って
無視して

怪我をしている人がいても何もしないのか……、

もう10分は過ぎていたぞっ！！！

何もしないあんたらが、あの人が生きた事を笑う筋合いは微塵も無い！
死んでいい人なんて存在しねぇから！

見て見ぬふりをして…お前らの方がよっぽど鬼だ！！！

クズ野郎どもさっさと死に腐れよ……』

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