74日目 ページ36
機能回復訓練の手伝いを私はした
竹刀での訓練を15日ほど担当した
炭治郎達の次の任務は煉獄さんと一緒の任務らしい
今日向かうらしいのでお見送りをする
……はずだったんだけど
「なんで俺が走ってるんすか!」
『ごめんねぇ……、昨日も断ったんだけど天元がさぁ……』
おぶって貰って走ってます
あっはー、腰痛てぇー
『あ、炭治郎!善逸!伊之助!』
「A!!と、えーっと隠の烈花さん?」
「うす、」
「Aちゃぁぁんっ、お見送りに来てくれたのー?俺のためにぃー?えへへ」
善逸は無視だ
『…………炭治郎、伊之助、……タンポポ!
煉獄さんの元で沢山の事を学んで来てね、!
煉獄さんにはこれを、3人にはこれをあげる!
煉獄さんに、待っていますと伝えて
3人共、気をつけて!』
「「あぁ!」」
「タンポポ…………
行きたくないよぉ……Aちゃぁぁぁあん!」
「ほら、行くぞ善逸」
「タンポポ……www」
炭治郎に引っ張られながら歩く善逸
頑張れ、頑張れ!
「今回任務難しいんだろ?」
『みたいだね、でも煉獄さん居るし』
「煉獄さんは強いっすもんね」
『うん!』
…………それから何日も立たないうちに
鴉から訃報を聞かされた
『…………待っていると、言ったじゃないですか
煉獄さん……っ』
「上弦の鬼には煉獄でさえ負けるのか……」
天元もぽっかり穴が空いたように
静かに空を眺めていた
なぜ泣かないのか
聞くはずもない
だって鬼殺隊とはそういうものなのだから……
私も涙をぐっと堪えて
炭治郎達が帰って来れるよう準備を進めた
『今は何処に居て、何を見ているの?
お母様には会えたの?
煉獄さん…………っ』
"うむ!俺は皆のそばで皆を見守っている!!"
花の香りと共に、
煉獄さんの声が私の中に入ってきた気がした
千寿郎君は、お父様はどうしてるだろうか……
体調を崩していないだろうか
訃報はもう聞いたのだろうか
……炭治郎達が帰ってきたら、きちんとあの家に向かおう。
私は空を見上げて涙が流れないようにぎゅっと拳を握りこんだ
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鬼の子(プロフ) - しおりさん» ありがとうございますっ!趣味で作ってるものなので見栄えはあれですけど……とても嬉しいです! (2019年12月10日 18時) (レス) id: 764cc1638e (このIDを非表示/違反報告)
しおり - グッズ神! (2019年12月10日 17時) (レス) id: 46ffa7468c (このIDを非表示/違反報告)
鬼の子(プロフ) - 心音ユイさん» コメントありがとうございます!うきうきしながら見てくださっているとは……ありがたいです!!自己満グッズなので本物よりは手作り感満載なんですよーw (2019年12月8日 7時) (レス) id: 764cc1638e (このIDを非表示/違反報告)
心音ユイ(プロフ) - いつもうきうきしながら見てますー!!というかグッズすげぇ、、、最早売って欲しいレベル、、これからも頑張ってください! (2019年12月8日 2時) (レス) id: 7ab19ab3f9 (このIDを非表示/違反報告)
鬼の子(プロフ) - りるれふさん» コメントありがとうございます!今度グッズの作り方等の作品でも作りますねー!嬉しいです!頑張ります! (2019年12月2日 20時) (レス) id: 764cc1638e (このIDを非表示/違反報告)
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