61日目(過去編) ページ22
A、12歳
私には、最近男の子の友達ができた
私が鬼殺隊員になったと知って近づいて来た男。
歳は同じだ
「A!!俺も鬼殺隊員になりたいからじっちゃんに習ってたんすけど、
来年の選別残れるか!?」
『んー、烈花なら行けるとは思うけど毎日の訓練は欠かさずに。
全集中の呼吸はもう使えるもんね
何の型だったっけ』
「星の呼吸っすよー!
肆ノ型までしか作ってないけどねっ」
1から型を1人で作れる烈花に私は自分の型を見せた
『私の型って攻撃って攻撃少ないでしょう?
だから型を増やしたいんだけど上手くいかなくて』
「Aなら行けるって!!」
私は彼の剣技がすきだった
光るように舞い、流れる星のように素早く、
冬の空のように綺麗に輝く
幻想的で夢を見ているようで私は好きだった、
私は彼の刀を夢見刀と呼んでいた
……
A、13歳
「それじゃあ行ってくる!戻ってきたら俺の事抱きしめてくれていいっすよ!」
『ん!待ってる!!死ぬなよ!烈花!!』
私は烈花に教えていない宇髄さんの家で過ごしていた
5日目
月も星も出ない暗くて曇った空
1日目からずーっとこんな感じだ
『烈花、頑張れよ』
「烈花?誰だそれ」
『……お友達!』
「今度家に連れてこいよ」
『うんっ!』
私には友達というものが居なかった
街に出ることが少ないからだ
次にいつ会えるかも分からない私にはそんな人は要らなかった
だから私に友達が出来たと聞いて喜ぶ宇髄さん
…………
『今日だ……いよいよ帰ってくる』
私はいつもの待ち合わせ場所の空き地で静かに待った
段々と日が暮れて来て、私の目には涙が溜まっていた
『どうして帰ってこないの?』
日はもう無く、静かに月が光っていた
夜空に照らされても私は1人で空き地で待っていた
何時間もずっと
結局彼が来たのは朝方。
日が街を照らし始める時間だった
「いつから待ってたの……?
てか何泣いてんの。
絶対帰ってくるって言ったじゃないっすか」
『死んだかとっ、おもったぁぁぁっ……』
私は派手に抱きついて涙を流す
「結構疲れたぁ……
鬼殺隊員って大変なんだな、A
いつもありがとうな」
『傷だらけじゃん……っ、
おめでとう、帰ってきてくれて……ありがとう
私の屋敷に行こう、治療してあげるから』
「ん、お前って何?お金持ち?」
『私は違うよ。
お父さんもお母さんも居ないから』
「へぇ、、寂しそう」
『全然寂しくないよ、』
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鬼の子(プロフ) - しおりさん» ありがとうございますっ!趣味で作ってるものなので見栄えはあれですけど……とても嬉しいです! (2019年12月10日 18時) (レス) id: 764cc1638e (このIDを非表示/違反報告)
しおり - グッズ神! (2019年12月10日 17時) (レス) id: 46ffa7468c (このIDを非表示/違反報告)
鬼の子(プロフ) - 心音ユイさん» コメントありがとうございます!うきうきしながら見てくださっているとは……ありがたいです!!自己満グッズなので本物よりは手作り感満載なんですよーw (2019年12月8日 7時) (レス) id: 764cc1638e (このIDを非表示/違反報告)
心音ユイ(プロフ) - いつもうきうきしながら見てますー!!というかグッズすげぇ、、、最早売って欲しいレベル、、これからも頑張ってください! (2019年12月8日 2時) (レス) id: 7ab19ab3f9 (このIDを非表示/違反報告)
鬼の子(プロフ) - りるれふさん» コメントありがとうございます!今度グッズの作り方等の作品でも作りますねー!嬉しいです!頑張ります! (2019年12月2日 20時) (レス) id: 764cc1638e (このIDを非表示/違反報告)
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