派手な柱の本命継子〔鬼滅の刃〕

64日目 ページ25

…………

「で、結局あれお前にも藤の花の毒効いてさ……十二鬼月は倒せたけど、

死にそうになってた

で、合流した不死川さんがAに渡された薬を隊士に打ってたんすよねぇ……w」

『そうそう、で、君が私をおぶって帰った時に

守れなくてごめんなさい、俺は弱いんっす
貴女が生きていただけ嬉しいっす

……なんて泣いちゃってさぁwww』

「うわっ、それ言うんすかww

でも、俺の最後の戦いの時

五感が消える時、一番最後に思い出したのはあんたの顔だ……www」

手紙の内容と同じことを言っている……

手紙の内容はこうだ




A、いきなりの文でごめんなさい

俺は隊士をやめてあんたらを支える隠になります
俺は上弦との戦いの末、五感を度々失うようになった

もう、刀は握れない

けど、あんたが生きるために俺は隠となってあんたを支える
刀で戦うことは出来ないけど、、
直接なにかを出来るわけでもないけれど……

あんたを支えるから。絶対。

五感が消える時、あんたの顔を1番に思い出した

あぁ、やっぱ俺の人生にはお前が居ないと終われもしないって思ったんすよ？

ずっと隣で守って行けなくてごめんなさい

貴女が生きていれば俺も悲しまずに前を向いて生きていけます

どうか、

俺の分までなんて図々しい事は言わないから

生きてください



『もしあんたが鬼になれば、

俺が殺してあげるから……』

「それ俺が書いたやつじゃないっすか！

恥ずかしいからやめて！！」

『ww

烈花、秘密はちゃんと守っているよ

君も私と同じってこと

誰にも言ってないよ』

「ここは厳しい世界っすね……
俺もあんたも、鬼ってのにここにいる。

誰が鬼になんて生まれて嬉しいと思うんすか……
鬼になってでもあんたを守るっすよ、俺は」

烈花は鬼の女と人の男の……子供だ

私よりも鬼の血が少ないから

術は使えないけど

おぶって貰った時に聞いたんだ

"実は俺も鬼なんっすよ
あんたと一緒だ"

そう言って涙を流すこいつに鬼の血が流れているとは思えなかった

『私が鬼になんてさせない

鬼になったら君が生きていけない……』

「…でも」

『じゃあ、もし私が体を残して死んだなら

君が運んでよ』

「……わかった、他の人には絶対に触らせないっすよ」

『うん、約束』

「"風邪が治ったら派手に抱いてやる"

ってそういう事で？」

『おまっ……聞こえてたの！？天元が言ったこt……』

「っ、A！！A！！」

急に目眩が襲ってきて私は意識を手放した…

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