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君が好き。 ページ1





彼の全てが好きだ。
何もかも。

どんな姿でも。






なんて明るく、屈託のない笑顔なのだろうか。
いつもそう思う。
彼の姿を横目に見て、湧き上がる喜びを噛み締めて。
そっと胸元を押さえたりもした。




「ん?A、どうした?」


「ぁ、なんでもない…です…」


「はははっ、急に敬語なんて、どうしたんだ?」



彼の金色の瞳が私を捉え、彼の指先がそっと私の髪に触れた。




「っ…!?」


「髪、以前よりも伸びたな」




やや低めの声。
そんな声にゾクゾクしてしまってたまらない。



「ぁ、えんま、さんも……髪、伸びたのでは…?」




ちらりと彼の様子を伺うと、彼は目を細めて余裕たっぷりに笑う。






「かもな」







その表情に耐えきれず、私は口をパクパクさせて、何度もお辞儀をし、その場から走り出した。



頬が熱くて。熱くて、どうしようもなくて。
胸が締め付けられて苦しくて。



ポケットうんがいを使って、落ち着ける場所に向かったのだった。

褒められると嬉しい。→



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- yuiさん» yui様、好きと言っていただけて、こちらもきゅんきゅんしております( ´ ▽ ` )これから、もっとキュンキュンさせられるように頑張りますね!コメントありがとうございます(^^) (2022年8月4日 20時) (レス) id: fa76bf1609 (このIDを非表示/違反報告)
- GHJさん» GHJ様、素敵なコメントをありがとうございます!返信が途方もなく遅くなってしまい、申し訳ございません…!これから再開していきますので、よろしくお願いします(*^^*) (2022年8月4日 20時) (レス) id: fa76bf1609 (このIDを非表示/違反報告)
- 花音さん» 花音様、お返事が遅くなってしまい申し訳ございません。そう言っていただけて光栄です(^^)またぼちぼち再開していきますので、よろしくお願いします! (2022年8月4日 20時) (レス) id: fa76bf1609 (このIDを非表示/違反報告)
yui - めっっっちゃ好きですこの話...凄いキュンキュンして、一人で悶えてます...... 執筆お疲れ様でした♪ (2022年1月22日 15時) (レス) @page20 id: 091807da6e (このIDを非表示/違反報告)
GHJ - 読んでいると楽しくなりすぎてもう全て読み終わっちゃいました><続き楽しみにしてます! (2021年12月5日 20時) (レス) @page20 id: 0fb369d062 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年7月18日 1時

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