6カメ【出会い】 ページ6
「いいね。行こうか！」
二人でAの車に乗り込んで、BMCを出ようとしたところで勢いよく入って来た車にぶつかりそうになり慌ててがみともが隣から手を伸ばしハンドルを切って避ける。
「危ないなァ！？」
やや聞き取りにくい発声で、それでも怒りは伝わってくる相手ドライバーに瞬間でAの身体が縮こまった。そんな彼女に「大丈夫だからね」と小さくささやいたがみともは声を上げた。
「マックさん、この子免許取り立てでまだ運転慣れてないし子供だから許してあげて」
「アゥ……ソウデスカ。では気を付けて、ケガなんかしたらママとパパが悲しむからね」
「悲しまないですよ。ママもパパもいないので」
「何ィ！？何かあったのか……？」
Aは幼い頃に母と共に日本からアメリカに越してきて、父に出会ったことを話した。元より母にも相手にされていなかったのが軍人である父には女だから、弱いからと余計に相手にされず人として扱われたことが無いこと。一度事故で死にかけた時に応急処置をしてくれた赤い髪のお兄さんを探しに一人でこの街に来たことを話した。
「……そうですか。子供になるかい？君さえ良ければだけど」
「その、とりあえずまだ家族は別に」
「無理にとは言いませんよ。困ったら電話しなさい、ナァ！」
愉快そうに笑いながら半ば強引に連絡先を押し付けたマクドナルド。Aは戸惑いながらも少し嬉しそうに連絡先を見つめる。がみともは、それなら救急隊にも探してもらおうかと提案してAと共に病院に向かった。
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宇治銀時(プロフ) - サクラさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです。これからも不定期更新にはなりますが待っていていただけるとありがたいです！m(_ _)m (5月3日 12時) (
レス) id: 7eec906a71 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - いやまじで最高ですありがとうございます (5月3日 12時) (レス) @page21 id: b396ddc2bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宇治銀時 | 作成日時：2024年3月21日 21時
