〚会議〛 ページ17
「少女のこれまでの情報から鑑みるに、自己防衛の為に暴動を誘発するらしいのだが……おそらく少女自身は力を上手く操れないハズだ」
SWATと警察の一部を招集し緊急会議が始まった。メンバーは馬ウアー署長と後藤れむ先輩、皇帝、オレ青井らだおと、北署と南署の署長キーモットと赤城。その他のメンバーはパトロールと並行して少女の捜索をしている。
「署長、さっき言ってた親ってのはどういうことだ？」
皇帝が手を上げながら言った。馬ウアーは手元に置かれた書類を持っては目を通し置いてまた別の書類を取ってを何度か繰り返し、1枚の書類を皆に見えるよう真ん中に置いた。それは数年前の新聞の切り抜きと何かの研究レポートの一部だった。
そこには、少女の一命を取り留めた軍医を保護者として経過観察を施す。少女がトリガーである事は間違いない。一度、暴動が追いかけた際に軍医がやめさせた。等の記載がしてあった。
「ここに載っている保護者とやらはその役目を放棄し、次はカメラを与えることでどうにか興味関心をそらしてきたらしい」
各々が書類に目を通していた時ザザッという音が鳴り、すでにパトロールに向かっていたミンドリーから無線が入る。
『馬ウアー署長、会議中のところすみません』
「ミンドリーかどうした？」
『今、救急隊に聞き取りをしたところ少女とマクドナルドの接触が確認されているようで』
「マクドナルドか……面倒な」
『さらに少女はマクドナルドの事をパパと呼んでいるらしいです』
ミンドリーの報告を聞いて更に難しい顔をというか嫌そうな顔をした馬ウアー。すぐに無線で警察官の一人であるボイラテンガリンに声をかける。最近ギャングと接触してはその犯罪心理を研究しているボイラはマクドナルドとも親交がある、というか信仰してるというか。
「それとれむ。嫌だとは思うが君は奴に懐かれている。マクドナルドとの接触は君に一任したい」
「えぇ……退勤しよ」
「そうは言わんでくれ。今度何かおごるから」
「んー……あ、ボーナス欲しい」
「……じゃあ、今回の事件。貢献した者には特別にボーナスを出すか」
よっしゃー！と嬉しそうに叫びながらロケランを担いで出ていったれむ先輩。無線で早速、この誘拐事件解決した奴署長からボーナス出るってと情報を拡散している。
「らだお、ボーナス何に使う？あ、いや。やっぱ答えなくていいわ、我分かった。どうせうさぎさんだろ」
「どうせって言うのヤメロ」
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宇治銀時(プロフ) - サクラさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです。これからも不定期更新にはなりますが待っていていただけるとありがたいです！m(_ _)m (5月3日 12時) (
レス) id: 7eec906a71 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - いやまじで最高ですありがとうございます (5月3日 12時) (レス) @page21 id: b396ddc2bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宇治銀時 | 作成日時：2024年3月21日 21時
