【stgr】家族。

12カメ【兵器】 ページ15

後付で設定思い付くと前後の繋がりが崩壊することが多いんですけどスルーしてほしいです。

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「うわー、ボスが幼女誘拐してる」

偶然立ち寄ったコンビニで本当に偶然構成員のれりあと出くわした。Aが大人しく車の中に座っているのを横目で確認して、引き気味の彼女に耳打ちする。

「あの子は兵器だ」

「え！？……ボス頭おかしなったんか」

「お前なァ……ま、いいや。とりあえずマクドナルドさんがあの子に近付こうとしたら阻止してほしい」

「なんでマックさん！？マジでどゆこと？」

説明すんの面倒やね、もうええわお前。と言えば、すみませんすみませんと謝る気も無しに頭を下げるれりあ。確かに自分自身その話に辿り着いた時は嘘みたいな話だと笑った。が、それが実際に存在するなんて知れば欲しくなるのはギャングの性だろう。

自己のために群衆に暴動を起こさせる事が出来たら人は何をするだろう。大抵はそんなことしても意味ないと断定する。が、ギャングからすれば犯罪の撹乱から警察襲撃まで何でも出来ると言ってしまっても過言ではない。

「それが出来るのがこの子ってこと？」

「本来なら単純な思考の人間が扇動されやすいらしいが、この街は心無きの数も多いからな」

ほな任せたぞー。とれりあを残して再び車に乗り込んだウェスカー。先程までにこにこしていたAは外でのやり取りを聞いていたのか睨みながら言った。

「私があなたの言う事聞かないかもとは思わないの？」

Aの発言を聞いて間髪入れずに彼女の頭に銃口を突き付けたウェスカー。頭にこすりつけられる硬い物に冷汗がAの背を伝った。

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