【ONE PIECE】目が覚めたらワノ国出身の雷神で友は風神でした。 (ページ6)

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原作と時代背景。ページ6

それから物資と情報の共有を済ますと2人でこれからどうするか話し合った。

私は里におりてお手伝いと貢ぎ物をもらうのは決まっちゃったけど彼女は言い伝え的におりない方が良いのだろうか？

どちらにせよ、今がどの時代のワノ国なのか検討もつかないからスズネは嫌なパターンを想定して里に降りる気は全くないようだ。

「でもさ、もしおでん様が生きてる時だったらどうする？」

何度か里と山を行き来した頃、ふと原作を思い出して親友に問う。

「あー、ミコトちゃんは白ひげ海賊団大好きだもんね。でも私はイヤだな……」

少し悩ましげな顔をしたスズネ。
ああ、そっか……スズネはルフィが好きなんだった。

しかもファンとしてとかでなく真剣に恋をしている。
ハンコックの話になると気が触れるしレイジュさんの解毒シーンに至ってはもはや手がつけられないほどである。

私はルフィに自分を投影しがちなので、エースが亡くなった時なんかは自分の兄が亡くなったくらいの衝撃で泣いた。
……兄いないけど。

一方のスズネはエースももちろん悲しいんだがそのときのルフィの心境を想って泣くタイプだった。

そう、つまり何が言いたいかというと。

彼女はルフィと違う時代に生まれたくないのだ。
出来ることなら同い年を願うだろう。

私も出来たらその方がいいのだが、逆にエースでさえ知らない初期の白ひげ海賊団に猛烈に惹かれるというのも否定できない事実だ。