【ヴィランズ手下】ハッピーヴィランズ 2 (ページ36)

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星に願いを (七夕) ページ36

はいまたしても短編でございます
はよ本編はよとお思いの方々申し訳ありません短編ですm(._.)m
今回は七夕を少し長めにいきます
それではどうぞ(*´・∀・)つ

✄--------------- ｷﾘﾄﾘ ---------------✄

サラサラと優しい音を響かせながら笹の葉が揺れる下でエイトフットとジャックとダルメシアは遠い目をしていた

JH｢ねぇエイトフット
いつになったらA来るの｣
EF｢知るかよ｣
DM｢さっきアップルも呼ばれてたから次は誰かな｣
JH｢何してんのかな
マルフィ達｣
EF｢知るかよ
覗きに行けば良いだろ｣
DM｢そんなことしたらマルフィに目玉抜かれるぞ!?｣
JH｢何で目玉!?｣
EF｢………カラス…………｣
DM｢さっきそう言ってた｣

ぶるりと震えたジャックが帽子を少しずらし目元を覆うようにしているとダルメシアがマルフィに呼ばれ走っていったその代わりにアップルが戻ってきたがその姿はいつもとは少し違った

JH｢おっさんなにそれ｣
AP｢浴衣と言うそうだ
それにおっさんではない｣
EF｢別に一人ずつじゃ無くても良いだろ｣
AP｢いや…………
マルフィが着替え中の美しくない姿なんて見せあっても美しくないと言っていたな｣
EF｢知らねぇよ｣

大きくため息を吐き出しながら言ったエイトフットの言葉に答えるように少し強めの風が通り抜け笹が先程よりも大きな音を響かせながら揺れた
それを見ていたアップルが顎に手を当てながら首を傾げた

AP｢にしても七夕と言うのは変わっているな
薄い布で出来た服を身につけて笹に願いを書いた紙をつけ星を眺める…………何が楽しいんだ｣
EF｢Aの目の前で言ってやれよ｣
JH｢そのまま嫌われれば良いよ｣
AP｢なぜ満面の笑みなのか教えてほしいな｣
JH｢うっせぇじじぃ｣

二人のやり取りを半目で見ていたエイトフットは部屋に相変わらず山積みになっているであろう書類達を思いため息をついた

EF｢仕事が休みなのはまぁ良いがよぉ
何で朝っぱらからこんな時間の無駄に付き合わなきゃなんねぇんだ
こんなことなら書類の10枚や20枚持ってくるんだったぜ｣
JH｢Aが戻ってきてエイトフット居なくなってたら怒るかな｣
EF｢う…………｣
AP｢もしくは泣くか…………｣
EF｢……………………………………チッ
いりゃあ良いんだろ｣

立ち上がろうとしていたエイトフットがもう一度ソファーに深く埋もれるとジャックとアップルはニヤリと笑った

JH｢相変わらずAに弱いねぇ～｣
EF｢うっせぇ
黙ってろ｣