【ツイステ】可愛いオレの小エビちゃん 2【フロイド】

稚魚(番外編) [アズールside] 4 ページ32

しばらく静かにさせるか部屋から出て行きなさいと言えばジェイドの頭を撫でていたAはしばらく考え良い子にしてると言いながら水槽に服のまま入った

ア｢服は脱ぎなさいといつも言ってるでしょう｣
『あー……忘れてたぁ』
ア｢ほら濡れた服はこっちに渡しなさい着替えと2人に飲ませる為の変身薬を準備しておきます
それまで大人しくさせておいてくださいね｣
『はーい
良い子にしてるよ〜』

服を預かり人魚の姿に戻ったAがフロイドとジェイドと水槽の中で泳いでいるのをしばらく見た後ぬれて重くなった服は洗濯へ出し
タオルを3人分とAの着替えを取り出し水槽の近くに置いておく

ア｢夕食の時間になったら呼びますので
それまで騒がないように｣
『はーい』
フ｢はぁ〜い｣
ジェ｢はい｣

水槽に背を向け宿題､予習復習､契約書の枚数確認､モストロ･ラウンジに関しての資料等の確認
等々色々と仕事を片付けていたらかなり時間がたってしまいました

3人は………

シンと静まり返った部屋を振り返ると水槽の中に設置してある蛸壺の影にAの尾ヒレが見えた

あんな隅っこでなにを……?

服を脱いで水槽の中に入り蛸壺をずらせば丸まったAの腕にフロイドとジェイドが巻き付いてすやすや眠っている

静かだと思えばこういうことですか……

ア｢A､フロイド､ジェイド､夕食の時間ですよ｣
『んん………』
ジェ｢………おはよぉ…ございます…
フロイド､A､おきなさい｣
フ｢んみ……｣
『おは……よ』

大きなあくびをしたAとフロイドを引っ張って水面まで上がり先に着替えジェイドとフロイドに変身薬の入ったコップを持たせた

ジェ｢これは……?｣
フ｢へんなにおいするー｣
ア｢変身薬です
それを飲んで人間の姿になって服を着てもらいます｣
『子供服なんか無いよ?』
ア｢Aの服なら小さいので平気でしょう?｣
『……………』
ア｢冗談ですよ
寮に支給されている体操着の一番小さいものを調節してみました
変身薬もAが飲んでいる物なので不味くはないですよ｣

恐る恐る変身薬を飲んだフロイドとジェイドが人間の姿になったのを確認し水槽の縁に座らせる

フ｢ジェイドー!
みてみて〜｣
ジェ｢すごい………ほんとうににんげんになってる……｣
ア｢まだ立つのは難しいでしょうここに座っ……こらフロイド!
待ちなさい!!｣

腕を使って移動するフロイドをタオルで拭き服を着させるとすぐに2人はAに抱きついた

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