ご対面 3 ページ10
リシの話を聞いた新一が不敵な笑みを浮かべリシの話を聞いていると蘭に背中を押された小五郎が戻ってきた
新「へぇ………シンガポールの名探偵ってところか」
リ「二年前、警察を離れて、現在は警備会社の社長として大成功を収めています
私もレオン先生から犯罪行動心理学を学んでいました」
新「なるほどね」
小「このレオンってヤツのところに予告状が?」
リ「いえ、順を追って説明します
まず、これを見てください」
リシはそう言うとズボンのポケットから取り出したスマホに表示された画面を見せた
リ「怪盗キッドが狙っているのは、"紺青の拳"と呼ばれている宝石で、所有者は実業家のジョンハン・チェン氏です
キッドの予告状は彼の元に届きました」
小「だったら、そのジョンハンとかいうヤツのところへ行った方が……」
リ「それが……
宝石はこの屋敷の地下に保管されているのです」
小「宝石がここに?」
『………レオンさんは警備会社の社長』
リ「はい
所有者の希望なのです
ここの金庫は独自開発された最新鋭のシステムで、銀行の金庫よりも安全だということで……」
新「最新鋭か
今度ばかりはキッドのヤツも手こずりそうだな!」
ア(「自分でよく言うぜ…」)
新一がニヤリとほくそ笑むと蘭のそばにいた園子が新一を指差した
園「何言ってるの!?
どんな最新鋭の金庫だって、キッド様にかかればチョチョイのチョイよ!」
園子の言葉を聞いていまだに槍を持っていた京極の手に力が入り槍がメキッという音と共に歪んでいく
蘭「ねぇ、園子」
園「蘭とAだって知ってるじゃない
キッド様の華麗な盗みのテクニック
世界中のどんな女性も、彼にかかればハートも盗まれ放題……」
蘭「ストップ、園子」
園「うん?」
うっとりとした表情で話していた園子の肩を蘭とAが掴み京極の方を向かせると無表情で歪んだ槍を持っている京極に園子は焦りだす
園「ま、まぁ、わたしと蘭とA以外はだけどね!
ねー、蘭・A!?」
蘭「う、うん、もちろんよ!」
『キッド好きじゃないし…』
蘭があわててフォローに入りAがため息を吐き出した時ベキッ!と一際大きな音と共に槍がグニャリと折れ曲がっていて顔を青くさせている新一をアーサーはチラリと見た
ア「オメー、下手すると無事じゃ済まねぇぞ」
新「おいおいおい……」
京極が何事もなかったように折れ曲がった槍を騎馬像に戻すと秘書のレイチェルが玄関ホールに現れた
レ「皆様
主は間もなく参りますのでいったんこちらへ」
1039人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆら(プロフ) - お久しぶりです!すごくすごく楽しみにしてます!! (4月21日 1時) (レス) @page29 id: e9ab56d6ca (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - 面白かったです。次回の作品はこの話の続きになるんですか? (11月5日 20時) (レス) @page29 id: eaff9dea92 (このIDを非表示/違反報告)
つばさ(プロフ) - ミチルさん» 紙媒体の小説等は行間が変えられますがウェブになると完全に1行開いてしまう為ご了承ください (あまり行間が開くと無駄にページ数も増えてダラダラと続いてしまうイメージもある為あまり私が好きで無いのもあります) (6月2日 7時) (レス) id: b365893e92 (このIDを非表示/違反報告)
つばさ(プロフ) - ミチルさん» 初めましてコメントありがとうございます 現状ストーリーと台詞の行間を1マス開けている状態なのでココに更に台詞の行間を開けると無駄に縦長になり見栄えがとても悪くなる為この書き方をしています かなりの長文になる場合や強調したい時は要点で行間は開けています (6月2日 7時) (レス) id: b365893e92 (このIDを非表示/違反報告)
ミチル - はじめまして(*^^*) いきなりすみません。。。 物語読んで思ったのですが。。。 台詞の行間隔あけてはどうでしょうか? 行間隔が詰まっていると読みにくいので。。。 (5月25日 18時) (レス) @page1 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:つばさ | 作成日時:2019年6月8日 2時