【ヴィランズ手下】ハッピーヴィランズ 3 (ページ48)

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近づく 4 ページ48

メンバー達が夕食を囲んでいると唐突に扉が開きVが大量の書類を持って現れた

MF｢テーブルに置かないで下さいね｣
MV｢相変わらず冷たいねぇ｣
AP｢その資料はいったい何ですか?｣
MV｢今までリクルートして成功した人達の資料だよ｣
JH｢何でこんなにぐちゃぐちゃなの?｣
MV｢ちょっと色々あってね…｣
EF｢手伝わねぇぞ｣
MV｢だろうと思ったよ!!｣

エイトフットの言葉に涙目になりながら小さく叫んだVが資料を何枚か落とした為Aが椅子からぴょんっと飛び下り紙に手を伸ばしたがそのまま前のめりに倒れてしまった

『あれぇ?』
EF｢おいおい大丈夫か?｣
JH｢何か躓いた?｣
『何かぐにゃぁってなった』
DM｢まさかまた風邪か!?｣
MF｢熱は………無いですねぇ｣
AP｢怪我は無いか?｣
『無いけど………??
変な感じ………』

そして今度は自分でもわけがわかっていないAを抱き上げたエイトフットが首を傾げた

EF｢お前何か軽くなってねぇか?
それに冷てぇ｣
JH｢本当だ
いつも温かいのに｣
MV｢もしかしたらハロウィンが終わりに近づいてるから元に戻り始めてるのかもね｣
MF｢つまり杖に戻ると?｣
AP｢だが私達は何とも………｣
MV｢君達はしっかりマスター達に力をもらってきているだろう?
Aはその力にあてられてこの状態になっているだけだからねぇ｣
DM｢じゃあ杖に戻ったら今のAにはなれないってことか!?｣
MV｢マスターから力をもらえれば良いんだけれどねぇ…………
今の状態でそれをやると君達マスターの力と反発して最悪の場合……｣

言葉の終わりに近づくにつれて声が小さくなっていくVにエイトフットが掴みかかった

EF｢どうすればいい!?!｣
MV｢とりあえず一旦ハロウィンが終わるまで待つしかないよ
Aのマスターにも手がつけられないようなら君達のマスターに頼むしかないね｣
EF｢ムリだ
何を取られるか分からねぇ｣
JH｢そんなぁ………僕の所はムリだよ｣
DM｢僕はお願いしたらもしかしたら………｣
AP｢私も頼み込めば………｣
MF｢私もマレフィセント様に………｣

Aの為に何とかしようと悩んでいるメンバー達を見てVは初めの頃とは随分と変わったものだと小さく微笑んだ

MV(｢まぁいい方向に変わっているのと共にジャックとアップルのケンカも多いけどね｣)